マンダレイ

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マンダレイ
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解説

ラース・フォン・トリアー監督の「ドッグヴィル」に続く“アメリカ3部作”の第2作。1933年、ドッグヴィルを後にしたグレースは父親とともにアメリカ深南部の大農園マンダレイを訪れるが、そこには廃止されたはずの奴隷制度が残っていた。グレースは奴隷たちを解放しなくてはならないという使命感に駆られて行動に出るだが……。他にウド・キア、ジャン=マルク・バール、クロエ・セビニー、ジェレミー・デイビスらが共演。

2005年製作/139分/R18+/デンマーク
原題:Manderlay
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

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映画レビュー

4.0奴隷でいる幸せ

ミカさん
2017年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

アメリカの正義や白人型民主主義への皮肉たっぷりな今作品。

でも、評論する側に回る私自身はいったいどうなんだろう。

まだ会社を辞める準備ができていない。人には役割があるから、私が敢えてやらなくても良い。最悪を逃れたいから、嫌でも会社にしがみつき社畜として生涯を終える。

つまり、この作品はアメリカだけに限った話ではなく、私自身の話とも取れます。

人が生きていくためには、自由は不自由でしかない。生きていくには、与えられた役割を演じ続けるしかない。最悪を逃れるのが、最善な方法である。

自分で決定し自分で責任を負いたがる人間は、極めて少数派。そして、人生はしんどい。決めるのはしんどい。だからこそ、神や権力者やリーダーを自ら渇望して、自らの失敗のしんどさを軽減させるのです。

戦後、アメリカによって民主主義を与えられた日本人、いや私が、作品に出てくる黒人奴隷と被って見えました。奴隷でいることの幸せとは?トリアーは、相変わらず辛辣です。

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ミカ

3.0Lars von Trierの性欲・欲情・肉欲描写、ほんとうに好き

Aさん
2016年10月17日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

16年18本目は大好きな監督であるLars von Trierの傑作「ドッグヴィル」の続編。本作も超社会派映画。今回は前回よりも批判対象が明確で黒人差別を扱い民主主義が必ずしも正解とは限らないというのをまじまじと見せられる。観客やグレースの正義ががらがらと崩れ落ちる。皮肉たっぷりの米批判。
前作の主人公グレース役を演じたのは御存知ニコールキッドマン。今作は同じ人物をブライスダラスハワードが演じてるんだけど、ルックスはちょっぴりキュートさが入ったわりにグレースがドッグヴィルでの経験を活かしてちょっぴり強く逞しくなってるのでちょっぴり感動しています。
ドッグヴィルほどラストの衝撃はないものの流石Lars von Trier、ラストのカタルシスを持ってくるのが非常にうまい。個人的に、本作では殆ど“ムカつく住人”が登場しなかったので前作ほど劇中のムカムカや苛立ちはしなかった分観やすいけどやっぱ前作観てから観て欲しい
「ドッグヴィル」でグレースや観客は圧倒的権力の賢い使い方やその恐ろしさを学んだはずなのに、「マンダレイ」で圧倒的権力の別の役割というか違う形での存在を見せ付けられたというか。権力的上位者に従ってる人って必ずしも可哀想な弱者なのか?虐げられる立場ゆえの得・幸福って?
人種差別の観点から考えようとするなら狭い日本で暮らす平成生まれの日本人であるわたしには少し想像に難しいところがあるかも知れないが、権力者vs従者という少し抽象的な見方をするなら共感出来る。自由の為の抑圧って矛盾してるようで絶対必要なんだよね、たぶん。
映画的ショッキングは前作に比べて減少したとおもうけど、やっぱりLars von Trier好きだな〜〜と思った。前作はルサンチマン描写が相当大きくてそれが見所だったようにおもうけど、今回はそれがあまり見受けられない、それがこの映画のキモなのね〜。
だれにでもそれぞれ道徳観や倫理観は存在するんだろうけどわたしは政治観みたいのはそんなに強くなくて、民主主義ええんでないの?くらいの考えだったんだけど、本作を観てると必ずしもそうではないなと悲しくなった。ちなみにやはり、私は多数決で何か決めるのあまり好きではないです。
あと、Lars von Trierの性欲・欲情・肉欲描写、ほんとうに好き

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A

3.5早く続きが観たい!

ちかしさん
2015年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

「ドッグヴィル」よりは落ちた印象。迷い込んだ小さなコミュニティでGraceの存在によって異常ながらしっかりと成り立っていた世界が崩壊してゆくという同じような構図ながら、前作が不可抗力により巻き込まれた事件だったのに対しこちらは彼女の考えなしの行動により自体は悪化したわけで、なんだか感情移入ができなかった。そしてこちらではGraceはかなり感情を露わにしてしまっている印象があった。
しかし彼女がドッグヴィルで一種救われた民主主義という制度がマンダレイを壊してゆくという、このシリーズの世界がどんどん崩れていくのが面白い。彼女はどこへゆくのか。早く完結編が観たい!
Nichole Kidmanじゃないのはヌードの関係とかあるのかもしれないけど、同じ人がいっぱい出てくるのは何故?演劇性を出すため?なんだか違和感があった。

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ちかし

4.0手法とかはとてもいいのだけど...

2014年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

ドッグヴィルの時からうっすら感じてたことなんだけど...
この主人公嫌い...。
そして、伝えたいことがよくわからなかった。
アメリカの人種差別を身を持って感じたことがないような日本人が見ても伝わらないのでしょうか。

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タテスジコ
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