スパイク・ジョーンズ
90年代から短編映画を撮り始め、ソニック・ユースやビースティ・ボーイズ、ビョークらのミュージックビデオを監督する。99年、チャーリー・カウフマン脚本の「マルコヴィッチの穴」で長編映画監督デビューし、アカデミー監督賞にノミネート。00年に始まったコメディ番組「ジャッカス」(~02)が社会現象になるほどの大反響を呼び、自身もクリエイターとして脚光を浴びる。再びカウフマンの脚本でメガホンをとった映画「アダプテーション」(02)では、現実と虚構の入り混じった世界観を見事に表現し、ベルリン国際映画祭で審査員グランプリ・銀熊賞を受賞。続いて、09年にモーリス・センダックの名作絵本「かいじゅうたちのいるところ」(09)を実写映画化し、オリジナル脚本で臨んだ4年ぶりの監督作「her 世界でひとつの彼女」(13)では、アカデミー脚本賞を受賞した。カウフマンの初監督作品「脳内ニューヨーク」(08)や「ジャッカス」の劇場版(02~13)ではプロデューサーを務める。私生活では、99年に映画監督ソフィア・コッポラと結婚したが、03年に離婚。