沢田研二
「ジュリー」の愛称で親しまれ、歌手・俳優として活躍している。1967年、GS(グループ・サウンズ)バンド「ザ・タイガース」のボーカルとして、シングル「僕のマリー」でデビュー。セカンドシングル「シーサイド・バウンド」で大きくブレイクする。バンドは数々のヒット曲を送り出すが、71年の日本武道館コンサート「ザ・タイガース・ビューティフル・コンサート」をもって解散。以降はソロへと転向する。
77年にリリースされた「勝手にしやがれ」で第19回日本レコード大賞の大賞を受賞。俳優としては、79年に公開された映画「太陽を盗んだ男」で原子爆弾を作る理科教師を演じ、報知映画賞の主演男優賞や日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞する。81年に天草四郎役で主演した映画「魔界転生」も話題となった。以降の代表的な出演作に、森田芳光監督の「ときめきに死す」(84)、藤田敏八監督の「リボルバー」(88)、鈴木清順監督の「夢二」(91)、塚本晋也監督の「ヒルコ妖怪ハンター」(91)など。近年では、急逝した志村けんの代役として主演を務めた「キネマの神様」(21)も話題になった。