ときめきに死す
劇場公開日:1984年2月18日
解説
歌舞伎町の医者を自称する男(杉浦)は、謎の組織から若い男(沢田)の世話を引き受ける。男は暗殺者で、暗殺指令を待っていた。田舎町の別荘で暮らす2人に、ある日、組織から若い女(樋口)が派遣される。3人の共同生活が始まり、その中で女はやがて暗殺者を愛するように。しかしそれも束の間、暗殺司令が下り、暗殺者は犯行予定地へ向かう。丸山健二の同名小説を基に、大幅にストーリーを改変し、森田芳光らしいセリフの構成、空間の処理などが施された優れた異色作。
1984年製作/105分/日本
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2022年7月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
沢田研二と樋口可南子と言う事で…ハードルを上げ過ぎたのかもしれません。
何処が面白いのかわかりませんでした。
そうと知りつつ見ても、このラストは衝撃だ。
35年も前に今の世をピタリ予見していた森田芳光、健在なら今から35年後を如何に予見したろう。
半開きの目でぽっちゃりジュリーに対して杉浦直樹の体躯の美しさよ。
また見るだろう。
2020年9月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
よくわからい映画だと思った
退屈でつまらないとも思った
ところが終盤のクライマックスで急激に静から動に転換され、壮絶なシーンをもって観終わってみると、何だか納得感がありました
普通の犯罪映画の日本が熱く怒鳴り散らしてばかりなのを否定して、フランスのフィルムノワールの風味を出そうとしたのかも知れません
だから登場人物の沸点をできるだけ下げて、映像の色温度は逆に高く寒色の色目で撮影しています
その上、ロケ地は北海道の松前町辺り、しかも晩夏に撮影して見た目でも肌寒さを出そうとした、そのような意図なのだと思います
そう考えるとお話は単純です
物語はいきなり冒頭の誰を排除すべきかというパソコン画面のとおりです
パソコンは緻密に計画されているという説明です
今あの画面を見ても古色蒼然とした表示だなあとしか思えないかも知れません
1984年当時、漢字表示できるパソコンはまだ珍しい存在だったのです
だから凄いことだったのだと思います
そのパソコンを子供が扱う
それ程にあの信仰宗教は底知れない力を持つという説明だったのだと理解しました
教祖が遊ぶピンボールは、全てはボールのようにああなってこうなると教祖の筋書き通りなのだという意味でしょう
結局、あの三人は捨て駒に過ぎなかったわけです
美しい深い森の中に木漏れ日が差し込んでいるラストシーン
これが本当の姿だよと、あなたに日の光は差し込んで届いていますか?と監督が問うていたのだと思いました
くせ者の映画です
ながら観してたから全く展開もオチもわかんなかった。
ジュリーってイケメンだったんだな…。