石橋冠
1960年、早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本テレビに入社。制作局に配属され、68年にディレクターとしてデビューする。「池中玄太80キロ」シリーズ(80~92)、「昨日、悲別で」(84)、「新宿鮫」シリーズ(95~02)などの演出を手がけ、97年に定年退職後はフリーランスとして活動。松本清張原作、ビートたけし主演「張り込み」(02)や「点と線」(07)、「黒い福音 国際線スチュワーデス殺人事件」でメガホンをとり、西田敏行主演の「ラブ・レター」(03)が芸術選奨文部科学大臣賞とAPT優秀賞、渡辺謙主演「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」(09)が国際ドラマフェスティバル作品賞優秀賞を受賞した。富山県射水市の新湊曳山まつりを題材にしたオリジナル作「人生の約束」(16)で映画を初監督する。11年に旭日小綬章を受章。