唐沢寿明
東映アクションクラブ出身。16歳から「仮面ライダー」シリーズ、「スーパー戦隊」シリーズなどにスーツアクターとして出演したほか、衣装や照明のなどスタッフとして下積み時代を送る。87年、舞台「ボーイズレビュー・ステイゴールド」で本格的に俳優デビュー。映画デビュー作「おいしい生活」と主演作「ハロー張りネズミ」(ともに91年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。TVドラマ「愛という名のもとに」(92)でブレイク。三谷幸喜演出の舞台「出口なし!」(94)以降、三谷作品の常連となり映画「ラヂオの時間」(97)では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した。その後も、NHK大河ドラマ「利家とまつ 加賀百万石物語」(02)をはじめ、山崎豊子原作のTVドラマ「白い巨塔」(03~04)、「不毛地帯」(09)など数々のドラマに主演。浦沢直樹の人気コミックを実写映画化した「20世紀少年」3部作(08~09)で主人公ケンヂ役を演じた。5年ぶりとなる主演映画「イン・ザ・ヒーロー」(14)では自身の原点ともいえるスーツアクター役を演じている。ピクサーのCGアニメ「トイ・ストーリー」シリーズ(95~10)では、主人公ウッディの日本語吹き替えを担当した。妻は女優の山口智子。