沖浦啓之
大阪出身。82年、作画スタジオ「有限会社アニメアール」に入社。84年、TVアニメ「星銃士ビスマルク」で作画監督としてデビューし、映画「AKIRA」(88)、「老人Z」(91)では原画を担当する。91年に拠点を東京に移し、「走れメロス」(92)で初めてキャラクターデザインを手がける。押井守監督作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(95)のキャラクターデザイン・作画監督を経て、押井監督の脚本による「人狼」(99)で監督デビュー。リアルな作画・演出で一躍名を馳せ、同作は国内外の映画祭で高い評価を得た。原案・脚本から担当した、12年ぶりの監督作「ももへの手紙」(12)は文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞し、全米での公開も決定。その他の参加作品に「COWBOY BEBOP 天国の扉」(01)、「イノセンス」(04)など。