エリザベス・テイラー
ロンドン出身。両親はアメリカ人で父は画商、母は元女優。7歳のときにアメリカ・ロサンゼルスへ移住。ユニバーサルと契約を結び、10歳のとき「There's One Born Every Minute」(42)でスクリーンデビュー。MGMに移籍し「緑園の天使」(44)で同スタジオの看板子役になり、リズの愛称で親しまれる。「若草物語」(49)、「陽のあたる場所」(51)、「ジャイアンツ」(56)などに出演し着実にキャリアを積み重ね、57年の「愛情の花咲く樹」でアカデミー主演女優賞初ノミネート。「熱いトタン屋根の猫」(58)、「去年の夏突然に」(59)と連続でノミネートされ、「バタフィールド8」(60)、「バージニア・ウルフなんかこわくない」(66)で主演女優賞を受賞した。私生活では18歳のときヒルトンホテル・チェーン2代目のコンラッド・ヒルトン・Jr.との結婚を皮切りに、「クレオパトラ」(63)などで共演したリチャード・バートンとの2回の結婚を含め合計8回の結婚を経験。エイズ撲滅運動にも尽力した。11年3月23日、うっ血性心不全のため死去。映画では「フリントストーン モダン石器時代」(94)、TV映画「だって女優ですもの!」(01)が女優としての最後の出演作となった。