エドワード・ラックマン
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米ニュージャージー州で、映画配給に携わる両親の元に生まれる。ハーバード大学と仏トゥール大学で学んだ後にオハイオ大学芸術学部で絵画を専攻。「ブルックリンの青春」(74)から撮影の仕事を始め、ヴィム・ヴェンダース監督が敬愛する小津安二郎監督の足跡をたどったドキュメンタリー「東京画」(85)やソフィア・コッポラ監督の出世作「ヴァージン・スーサイズ」(99)の撮影で業界の注目を集める。
2003年、トッド・ヘインズ監督の「エデンより彼方に」 (02)でアカデミー撮影賞に初ノミネートされ、同監督の「キャロル」(15)、パブロ・ラライン監督作「伯爵」(23)、同監督の「Maria」(24)でも同賞の候補に。他、撮影監督を務めた作品に「スフリエール」(77)、「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(06)、「エリン・ブロコビッチ」(00)、自身で監督した作品にドキュメンタリー「ソングス・フォー・ドレラ」(90)などがある。
仏電子音楽デュオ「ダフト・パンク」のアルバム「ランダム・アクセス・メモリーズ」(13)とコラボレーションした一連の映像作品でも知られる。