江口のりこ
中学卒業後すぐにフリーターとして働くが、映画ファンだったことから女優業に興味を持ち、劇団「東京乾電池」のオーディションを受けるために上京。研究生を経て、2000年に入団した。同劇団の公演に参加するほか、02年に三池崇史監督作「金融破滅ニッポン 桃源郷の人々」で映画デビュー。04年にはタナダユキ監督の「月とチェリー」で初主演を務め、注目を浴びた。独特の存在感で幅広い作品に出演し、「砂の影」(08)、「ユリ子のアロマ」(10)などで主演を務める。「戦争と一人の女」(13)では過激な濡れ場を体当たりで演じた。近年は、「ソロモンの偽証」2部作(15)、「彼らが本気で編むときは、」(17)、「愛がなんだ」「羊とオオカミの恋と殺人」(ともに19)などに出演。他、「時効警察」シリーズ(06、07、19)、NHK連続テレビ小説「マッサン」(14)、「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(16)、「コウノドリ」(17)、「わたし、定時で帰ります。」(19)など、多くの人気ドラマにも出演し、そのユニークなキャラクターで注目を集めた。