ウェス・アンダーソン
米テキサス州ヒューストン出身。テキサス大学在学中にオーウェン・ウィルソンと出会い、共同で映画を制作。オーウェンとその兄ルーク・ウィルソンと作った短編「Bottle Rocket」がサンダンス映画祭で注目を浴び、その長編化「アンソニーのハッピー・モーテル」(96)で本格的に監督デビューする。
続く「天才マックスの世界」(98)でも高い評価を得、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)ではオーウェンとともにアカデミー脚本賞にノミネートされた。「グランド・ブダペスト・ホテル」(14)は同作品賞など9部門にノミネートされ、作曲賞、美術賞など4部門を受賞。
アカデミー長編アニメーション賞にノミネートされた「ファンタスティック Mr. Fox」(09)以降、ストップモーションアニメも手がけ、「犬ヶ島」(18)でベルリン国際映画祭の最優秀監督賞(銀熊賞)を受賞した。近年の監督作に「アステロイド・シティ」(23)など。全作品で製作・脚本も手がける。