岩松了
大学中退後、柄本明が座長を務める「劇団東京乾電池」に入団し、演出・脚本を手掛けるようになる。1989年、「蒲団と達磨」で第33回岸田国士戯曲賞を受賞。98年に竹中直人監督の映画「東京日和」で第21回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞し、戯曲「テレビ・デイズ」で読売文学賞に輝く。映画や舞台で脚本家、演出家、俳優とマルチに活躍し、90年代からはTVドラマ界にも進出。TVドラマ版「私立探偵 濱マイク」(02)や「時効警察」(06)では、俳優として出演するとともに脚本も手掛けた。三木聡監督作品の常連で、「亀は意外と速く泳ぐ」(05)、「転々」(07)、「インスタント沼」(09)、「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」(18)など、ほとんどの作品に出演。その他、近作に「猫は抱くもの」(18)や「ステップ」(20)、「シン・ウルトラマン」(21)など。映画監督作に「お墓と離婚」(93)、「たみおのしあわせ」(08)などがある。