井筒和幸
県立奈良高校に在学中から映画制作を始める。75年、高校時代の仲間と作ったピンク映画「行く行くマイトガイ 性春の悶々」で製作・監督デビュー。「ガキ帝国」(81)で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞、「岸和田少年愚連隊」(96)で第39回ブルーリボン最優秀作品賞を受賞した。日本人の少年と在日朝鮮人の少女の恋を描いた「パッチギ!」(04)が大ヒット、日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀脚本賞(羽原大介と共同)のほか多数の映画賞を受賞。07年には続編「パッチギ! LOVE&PEACE」を監督した。その他の作品に「二代目はクリスチャン」(85)、「ゲロッパ!」(03)、「黄金を抱いて翔べ」(12)など。TVやラジオでコメンテーターとしても活躍する。