アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 英語表記
- Alejandro Gonzalez Inarritu
- 別名
- アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- 誕生日
- 1963年8月15日
- 出身
- メキシコ/メキシコシティ
メキシコを代表する映画監督。大学在学中の1984年、ラジオの音楽番組の司会者としてショウビズ界に足を踏み入れ、その後、映画音楽の作曲も手がける。長編映画初監督作「アモーレス・ペロス」(00)が、カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞し、ショーン・ペンらハリウッドスターを起用した「21グラム」(03)も批評家から高く評価される。「バベル」(06)ではカンヌ国際映画祭の監督賞とエキュメニカル審査員賞を受賞し、アカデミー賞で作品賞と監督賞にノミネートされた。その後、同じメキシコ出身の映画監督アルフォンソ・キュアロンとギレルモ・デル・トロと共同で製作会社チャチャチャ・フィルムズを設立し、ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ主演の「ルドandクルシ」(08)の製作総指揮を務める。ハビエル・バルデムを主演に迎えた「BIUTIFUL ビューティフル」(10)までは死生観を描いたシリアスな作品が多かったが、14年の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」ではダークファタジーに挑戦して新境地を切り開き、アカデミー作品賞・監督賞・脚本賞の3部門で自身初のオスカーを獲得。続く「レヴェナント 蘇えりし者」(15)は、アカデミー作品賞・監督賞を含む最多12部門にノミネートされ、作品賞は逃したものの、2年連続の監督賞と、レオナルド・ディカプリオに悲願の主演男優賞をもたらした。2年連続での監督賞受賞は、ジョン・フォード(「怒りの葡萄」「わが谷は緑なりき」)、ジョセフ・L・マンキウィッツ(「三人の妻への手紙」「イヴの総て」)に続き史上3人目の快挙。