荒戸源次郎
1646年長崎生まれの博多育ち。鈴木清順監督「ツィゴイネルワイゼン」(80)、「陽炎座」(81)を製作。映画界の常識を破るエアドーム型映画館〈シネマ・プラセット〉で長期興行を成功させ、社会現象に。89年、阪本順治監督のデビュー作「どついたるねん」を製作し、再び映画界に旋風を起こす。他に鈴木清順監督「夢二」(91)、坂東玉三郎監督「外科室」(92)など、多くの話題作を製作、良質な映画を世に出し続けてきた。03年、自ら監督した「赤目四十八瀧心中未遂」で、14カ月ロングラン、映画賞30冠超受賞の快挙を成し遂げた。最新作は太宰治原作の「人間失格」。