朝原雄三
高校生の頃から8ミリカメラで映画を撮り始め、京都大学文学部を卒業後、1987年に助監督として松竹に入社。山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズや「学校」シリーズなどに携わる。95年、「時の輝き」で監督デビューを果たし、「サラリーマン専科」でもメガホンをとる。国民的な人気を誇った「釣りバカ日誌」シリーズでは第14弾「お遍路大パニック!」(03)から監督を務め、続く第15弾「ハマちゃんに明日はない!?」で04年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(映画部門)を受賞。シリーズ最後の作品となった「釣りバカ日誌20 ファイナル」(09)までの7作品でメガホンをとった。その後は、「遠い日のゆくえ」(11)や「蛇蠍のごとく」(12)といったTVドラマの演出を手がけたほか、映画「武士の献立」(13)、「愛を積むひと」(15)を監督する。