キリストの生涯を3DCGアニメ化「キング・オブ・キングス」3月公開 英語版声優にケネス・ブラナーら豪華キャスト陣
2025年12月12日 10:00

「パラサイト 半地下の家族」(5384万ドル)を超え、韓国映画として歴代最高収入を記録した「The King of Kings(原題)」が、「キング・オブ・キングス」の邦題で、2026年3月27日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真が披露された。
「クリスマス・キャロル」で知られるチャールズ・ディケンズが子どもたちのために執筆し、生前の出版を禁じていた「主イエスの生涯」にインスピレーションを得て製作されたアニメーション映画。製作・監督・脚本を務めたチャン・ソンホ率いる韓国のMOFAC STUDIOが30年以上のノウハウを注ぎ込み、10年の製作期間をかけてイエスの誕生から復活までを描いた。
アジアやヨーロッパ、アフリカなど90カ国以上もの国で公開され、北米では興行収入6000万ドルを突破。「パラサイト 半地下の家族」(5384万ドル)を上回り、北米で公開された韓国映画としては最高の歴代収入を記録した。
韓国映画でありながら、英語版の声優には豪華キャストが集結。チャールズ・ディケンズ役には「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のケネス・ブラナー、妻キャサリン・ディケンズ役には「キル・ビル」のユマ・サーマン。イエス・キリスト役には「スター・ウォーズ」シリーズのオスカー・アイザック、その他にもマーク・ハミルやピアース・ブロスナン、フォレスト・ウィテカー、ベン・キングスレーといった実力派キャストたちが名を連ねている。
(C)2025 MOFAC Animation Studios LLC.イギリスの人気作家チャールズ・ディケンズ(声:ケネス・ブラナー)は、自作の朗読劇「クリスマス・キャロル」の舞台を5歳の末息子ウォルターのいたずらで台なしにされ、親子の関係がこじれてしまう。妻キャサリン(声:ユマ・サーマン)のアドバイスを受けたディケンズは、我が子のために執筆した特別な物語「王の中の王」をウォルターに読み聞かせることにした。それは二千年前、ベツレヘムで生まれたイエス・キリスト(声:オスカー・アイザック)の壮大な人生を描いたものだった。
12歳で“神の子”としての使命を自覚し、30歳で洗礼を受け、弟子たちの目の前で多くの奇跡を起こし、人々に愛と赦しを説き続けるイエス。信仰が広まる一方、「神への冒涜だ」と敵意を募らせる者たちもいた。やがて最後の晩餐で自らの死と復活を予言したイエスは、十字架刑という試練の道へと歩んでいく。
ポスタービジュアルは、両手を広げた穏やかなイエス・キリストが印象的。背後には父チャールズ・ディケンズと妻キャサリン、そしてヒーローのお話が大好きな息子ウォルターと愛猫の楽しそうな姿も確認でき、父が語る“ヒーロー”イエス・キリストの壮大な冒険の物語へ期待を膨らませるビジュアルとなっている。
「キング・オブ・キングス」は、26年3月27日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
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