「ワイルド・アット・ハート」の米女優ダイアン・ラッドさん死去
2025年11月5日 10:00
Photo by Slaven Vlasic/Getty Images「ワイルド・アット・ハート」「チャイナタウン」などで知られる米女優のダイアン・ラッドさんが、米カリフォルニア州オーハイの自宅で死去した。89歳だった。娘で女優のローラ・ダーンさんの代理人が米バラエティに確認した。
ラッドさんは「アリスの恋」(1974)、デヴィッド・リンチ監督の「ワイルド・アット・ハート」(90)、「ランブリング・ローズ」(91)で3度、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。特に「ランブリング・ローズ」では娘のローラ・ダーンさんと母娘同時にアカデミー賞候補となり、映画史上初めての快挙として記録されている。
ロマン・ポランスキー監督の名作「チャイナタウン」(74)では、ジャック・ニコルソン演じる私立探偵ジェイク・ギテスを事件に巻き込む重要な役どころを演じた。「ワイルド・アット・ハート」では、ローラ・ダーンさん演じる主人公の母親役を怪演し、リンチ監督の独特な世界観を体現した。
ローラ・ダーンさんは声明で「私の素晴らしいヒーローであり、深遠な贈り物である母、ダイアン・ラッドが今朝、カリフォルニア州オーハイの自宅で、私のそばで息を引き取りました。彼女は最高の娘、母、祖母、女優、芸術家であり、共感的な精神の持ち主でした。夢だけが創造できるような存在でした。私たちは彼女に恵まれました。彼女は今、天使たちと共に飛んでいます」と述べた。
元夫で俳優のブルース・ダーンさんは「ダイアンは素晴らしい女優でした。デヴィッド・リンチと出会うまでは、少し『隠れた宝石』のような存在だったと感じます。彼が『ワイルド・アット・ハート』でローラの母親役に彼女をキャスティングしたとき、世界は本当に彼女の才能を理解したのです」とコメント。「彼女はローラにとって素晴らしい母親でした。そのことに私は永遠に感謝します」と語った。
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