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安楽死を問う社会派ドラマ「安楽死特区」特報、場面写真、実力派キャストの相関図を披露【コメントあり】

2025年10月17日 11:00

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主人公のカップルを演じた毎熊克哉と大西礼芳
主人公のカップルを演じた毎熊克哉と大西礼芳
(C)「安楽死特区」製作委員会

高橋伴明がメガホンをとる「安楽死特区」の特報が完成した。併せて12枚の場面写真とキャラクターの相関図、特命医役で出演している加藤雅也板谷由夏奥田瑛二のコメントが披露された。

本作は、在宅医として2500人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説(ブックマン社刊)を映画化するもの。毎熊克哉大西礼芳が主人公のカップルを演じ、近未来の日本政府が承認する安楽死の要件を満たしてもなお、葛藤する人々の心情をリアルに描く。

痛くない死に方」(2020)、「夜明けまでバス停で」(2022)など、死生観と社会問題に真摯に向き合ってきた高橋監督と、「野獣死すべし」(1980)、「一度も撃ってません」(2020)などを手掛けた丸山昇一の脚本により、現代日本が抱える矛盾と倫理を、鋭く、かつ情感豊かに描き出す。

画像2(C)「安楽死特区」製作委員会

舞台は今から数年後の日本。欧米に倣って安楽死法案が可決した。それでも反対の声が多いため、国は実験的に「安楽死特区」を設置することに。主人公のカップルは、回復の見込みがない難病を患い、余命半年と宣告されたラッパー・酒匂章太郎(毎熊)と、彼のパートナーでジャーナリストの藤岡歩(大西)。安楽死法に反対のふたりは、特区の実態を内部から告発することを目的に、国家戦略特区「安楽死特区」への入居を決意する。そこでふたりが見たのは、安楽死を決意した人間たちの愛と苦悩。そして医師たちとの対話を通じて、ふたりの心に微細な変化が訪れる。

画像3(C)「安楽死特区」製作委員会

特報は、「安楽死法案」が可決された世界を舞台に始まる。回復の見込みがない難病を患うラッパーの章太郎は、進行する病に苦しみながらもヒップホップに救いを見出し、言葉を紡ぎ続けていた。共に暮らすのは、チベットで出会ったジャーナリストの歩。二人は、章太郎が余命半年を宣告された今も、安楽死に反対で、特区の実態を内部から告発することを目的に、国家戦略特区の施設「ヒトリシズカ」に入居する。

画像4(C)「安楽死特区」製作委員会

施設には、末期がんに苦しむ池田(平田満)とその妻の玉美(筒井真理子)、認知症を抱え、完全に呆けないうちに死なせて欲しいと願う元漫才師の真矢(余貴美子)など、それぞれに事情を抱えた入居者たちが暮らしていた。そんななか、章太郎の身体は急速に衰え、言葉さえままならなくなり、章太郎は歩に相談もなく、「安楽死を望みます」と考えを一変させる。歩は、池田の主治医の鳥居(奥田瑛二)の他、章太郎の主治医の尾形(加藤雅也)、三浦(板谷由夏)ら特命医それぞれの想いにも触れ、命と死に真摯に向き合うことを迫られる――。

画像5(C)「安楽死特区」製作委員会

場面写真は「ヒトリシズカ」に入居した章太郎と、彼を取り巻く主治医や入居者たちの姿を捉えている。「安楽死特区」は、2026年1月23日から新宿ピカデリーほかにて公開。加藤雅也板谷由夏奥田瑛二のコメントは以下のとおり。


加藤雅也(尾形紘役)
どんな患者も生きてもらって帰す。それをポリシーとして生きてきたカリスマ心臓外科医の尾形は、ある時自分は患者の臓器の事は知っていても患者の人となりを知らなかったことを知り、心臓外科医を辞めます。そして、安楽死特区の医者となり「安楽死を選ぶ様々な理由を知る」「命を救うことだけが本当に医者として正しいことなのか?」「患者と家族、患者と患者を取り巻く人々の関係において何が正しいのか?」答えのない答えを求めて葛藤し続けます。
大西さんとのシーンで印象に残っているのは、「何が何でも生きて欲しい」という彼女(歩)の思いを受け止めながらも毎熊さん演じる章太郎の気持ちを伝えるシーンです。絶対に理解されないとわかっていても伝えなければならない。非常に難しいシーンでした。
毎熊さんとのシーンで印象に残っているのは、病室で二人で語り合うシーンです。章太郎の言う「この病気を長くやってると、暗い絶望と明るい絶望がある」というセリフが印象に残っています。お二人のお芝居を通していろいろと考えるきっかけができました。
鈴木砂羽さんとのシーンは、緒方が医師として人の命を救うために自分の家族を顧みなかった結果、自分の奥さんの心を殺していたことに気づくシーンで、考えさせられました。
安楽死、それは賛成であるか反対であるかは、簡単に言えることではないです。人それぞれ、その人の生きる環境が違うからです。この映画を見て賛成であるか反対であるかということではなく、人生の幕引きについて考えるきっかけになればいいのではないかと思います。

板谷由夏(三浦ユカ役)
演じた三浦の安楽死について個人の考えは揺れ動いている気がしながら演じていました。三浦なりの迷いがあったように思います。毎熊さんと大西さんお二人の心を感じるお芝居を見せて頂き、三浦の迷いもリアルになった気が致します。自分だったら、自分の大切な人だったら、どうしますか? どう考えますか? 問題提起され、自分と会話をさせられる気がします。今だからこその作品だと思いますので、ぜひ劇場でご覧ください。

奥田瑛二(鳥居幸平役)
出演したこの作品について感想、思いを尋ねられた時、果たして応えられるだろうか?しまい込んだものを無理やり引っ張り出して語ることができるだろうか?まして・・・死について・・・安楽死がテーマなら尚更なことである。たとえ役にモデルとなった人物がいたとしても・・・考えに考え役を作り、撮影の日々が進むにつれ、スクランブル交差点で迷子になった幼子のように立ち竦んでしまった。それが、題名「安楽死特区」である。撮影が終了し、公開が迫った今でもそれは変わらない。歳のせいか?自分の問題か・・・今だに答えが出ないままである。

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