【本日公開】「トロン:アレス」監督は、ノルウェー出身の次世代ヒットメーカー! ジョニデ、アンジー主演作も監督
2025年10月10日 12:00

SF映画「トロン」のシリーズ第3作で、現実世界に現れた超高度AIプログラムの脅威を描く「トロン:アレス」が、本日10月10日から日米同時に公開された。監督を務めるのは、ノルウェー出身のヨアヒム・ローニングだ。
アクション西部劇「バンディダス」(2006)で長編デビューを飾り、いかだで8000キロの太平洋横断に挑戦した男たちの実話を映画化した海洋アドベンチャードラマ「コン・ティキ」(12)は、第85回アカデミー外国語映画賞(現在の国際長編映画賞)にノミネート。そのダイナミックな映像美と、力強いストーリーテリングが高く評価され、ハリウッド進出を果たした。

かつて「トロン:レガシー」で監督デビューを果たし、その後「トップガン マーヴェリック」「映画『F1(R) エフワン』」と話題作を連発しているジョセフ・コシンスキーに続き、ローニングを次世代のヒットメーカーとして注目する声も高まっている。そこで、ディズニープラスで配信されているローニング監督作品3本をご紹介する。

ジョニー・デップ主演による世界的大ヒットシリーズの第5弾。孤高の海賊、ジャック・スパロウと、ジャックへの復讐に燃え、魔の三角海域から解き放たれた「海の死神」サラザール(ハビエル・バルデム)の因縁の対決を軸に、かつてジャックと冒険したウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とその息子・ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)、孤独な天文学者・カリーナ(カヤ・スコデラーリオ)、ジャックの宿敵・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)らの運命が、“最後の海賊”だけが見つけ出せるという秘宝・ポセイドンの槍をめぐって交錯する。

ローニング監督が「コン・ティキ」に続き、エスペン・サンドベリと共同監督を務めたハリウッド進出作。シリーズの生みの親であるゴア・バービンスキー監督が築いた世界観を継承しつつ、新たな敵として復讐に燃えるサラザールを登場させることで、ジャックの過去を掘り下げ、キャラクターの感情を深めることに成功した。絶妙なバランス感覚で、大人向けの際どいユーモアも盛り込んだ。デップの怪我による撮影休止と、それに伴う予算超過に対しても、インディー時代の財政管理スキルを発揮し、無事に“航海”を終えた。

「眠れる森の美女(1959)」に登場する邪悪な妖精を主人公に迎えた「マレフィセント」の続編。マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)がオーロラ姫(エル・ファニング)との間に、恋愛でも血縁でもない“真実の愛”を見つけてから数年後。オーロラ姫とフィリップ王子(ハリス・ディキンソン)は、めでたく結婚することに。しかし婚礼の日、フィリップ王子の母・イングリス王妃(ミシェル・ファイファー)が仕掛けた罠で、マレフィセントとオーロラ姫の絆は引き裂かれ、究極の愛が試されることになる。

マレフィセント以外にも、人間に迫害された妖精の一族“ダークフェイ”が存在するという着想から、ローニング監督はジャングル、ツンドラ、森林、砂漠など、多種多様な生活スタイルで進化を遂げた彼らの姿をバラエティ豊かに描写。「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」で学んだ、アクションとストーリーテリングを違和感なく同期させる手腕も発揮した。また、「子どもが成長し、ひとり立ちする」という親にとっては、喜びと恐怖を同時に覚える感情にも注目し、現代的な家族ドラマの側面も深掘りしている。

「スター・ウォーズ」シリーズで主人公のレイ役を務めたデイジー・リドリーを主演に迎えて、1926年に女性として初めて英仏海峡を横断した水泳選手、トゥルーディ・イーダリーの偉業と、その裏に隠された家族愛を映画化。米ニューヨークで生まれ育ったトゥルーディは、女性が泳ぐことが一般的でなかった当時、周りから白い目で見られても諦めず、“強い男性”だけが成し遂げられるとされていた英仏海峡を泳いで横断することに目標に定め、挑戦を始める。

自身もふたりの娘の父親であるローニング監督は、“世界中の娘たちへの物語”として本作に着手した。ノルウェーの海辺で育ち、「コン・ティキ」「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」と海を舞台にした作品を手がけた経験を生かし、実際の外洋で撮影を敢行。海を主人公が立ち向かうべきキャラクターと位置づけ、自然界がもたらす混沌と脅威をカメラにおさめた。リドリーは水温の低さ、潮流の早さに苦しんだといい、「海峡での大規模な撮影は、体力的にも心理的にも、かなりハードでした。初めて、海に飛び込んだ瞬間は、とにかく圧倒されました」と振り返っている。

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