眠れる森の美女(1959)

劇場公開日:

解説

チャイコフスキー作曲の古典バレエ「眠れる森の美女」をディズニーが長篇漫画映画にした。日本語版の配役は、オーロラ姫(歌・牧三都子、声・高田敏江)フィリップ王子(歌・砂川稔、声・宮本昭夫)マレフィセント(北林谷栄)フローラ(長倉茂子)フォーナ(長岡輝子)メリーウェザー(堀越節子)ステファン王子(栗本正)同王妃(松田トシ)ヒューバート王(中村哲)製作監修ケン・ピーターソン。

1959年製作/75分/アメリカ
原題:Sleeping Beauty
配給:日本RKO

ストーリー

昔々のお話。ステファン王にやっと王女が生まれた。オーロラと名づけた。祝の宴に隣国のヒューバート王がフィリップ王子を連れてきた。フィリップとオーロラの婚約を発表するつもりだった。3人の妖精フローラ、フォーナ、メリーウェザーが来て、魔法の棒を振って贈物をした。魔女マリフィセントは招待されぬのを怒り、大変な贈り物をした。”姫は16歳の夕方糸車の針に指を刺されて死ぬ!”メリーウェザーは恐れる王らを慰め、贈物をした。”死なずに眠るだけ、恋人の接吻が呪いを破る”――王は国中の糸車を全部焼かせた。妖精たちは姫を百姓女に変装させ、ブライア・ローズと名づけ、森の中の木こり小屋で育てた。魔女は姫の行方を探した。が、間抜けな手下どもは16年間、赤ん坊ばかりを探したのである。――16歳の誕生日に、妖精たちはパーティの支度に禁じていた魔法の棒を使い、その光を魔女の烏が見つけた。ローブの歌う歌にひかれて、フィリップ王子か森に来て、2人は仲良くなった。城に帰ったフィリップは、オーロラとの結婚式の前に森で会ったローズと結婚すると言うと駆け去った。妖精たちはローズに本当の身の上を話し、結婚式のために城へ連れ帰った。姫は、森の若者が忘れられなかった。魔女が姫を塔の頂上に連れ去り、針を刺した。姫は眠った。妖精たちは悲しみ、眠りの光をばらまいた。城中が眠りにおちた。妖精たちは森の若者こそ王子と気づき、小屋へ引き返した。が、王子は魔女の手下のために禁断の山の城に閉じこめられていた。城に忍びこみ、助け出すが、魔女に見つかった。竜に変わって襲いかかる魔女を、王子は『真実の剣』で倒した。悪い魔女は死んでしまった。王子の接吻で姫は眠りから覚め、結婚式はめでたく行われた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

総監督
監督
クライド・ジェロニミ
エフェクト担当演出
エリック・ラーソン
アクション担当演出
ウォルフガング・ライザーマン
演出
レス・クラーク
脚本
アードマン・ペナー
追加脚本
ジョー・リナルディ
ウィンストン・ヒブラー
ビル・ピート
テッド・シアーズ
ラルフ・ライト
ミルト・バンタ
原作
シャルル・ペロー
製作
ウォルト・ディズニー
ロイ・O・ディズニー
レイアウト
McLaren Stewart
Don Griffith
バジル・デビドビッチ
ジョー・ヘイル
ジャック・ヒューバー
トム・コドリック
アーニー・ノードリ
ビクター・ハボウシュ
ホーマー・ジョナス
レイ・アラゴン
チャック・ジョーンズ
作画監督
ミルト・カール
フランク・トーマス
マーク・デイビス
オリー・ジョンストン
ジョン・ラウンズベリー
撮影
ボブ・ブロートン
美術監督
ドン・ダグラディ
ケン・アンダーソン
背景
フランク・アーミテイジ
アル・デンプスター
Bill Layne
ディック・アンソニー
リチャード・H・トーマス
Thelma Witmer
Ralph Hulett
フィル・モットーラ
アンソニー・リッツォ
美術設定
アイヴァンド・アール
音楽
ピョートル・チャイコフスキー
録音
ロバート・O・クック
ミキサー
イブリン・ケネディ
音響監修
C・O・スライフィールド
編集
ロイ・M・ブリューワー・Jr.
ドナルド・ホーリデイ
編曲
ジョージ・ブランス
合唱編曲
ジョン・ラリッグ
オーケストラ指揮
フレデリック・スターク
音楽編集
イブリン・ケネディ
製作担当者
ハリー・タイトル
特殊効果
アブ・アイワークス
ユースタス・ライセット
エフェクト原画
ボブ・エイブラムス
Dan MacManus
Jack Boyd
ジョシュア・メドール
ジャック・バックリィ
エフェクト原画補
ドース・A・ランファー
原画
ハル・キング
ブレイン・ギブソン
ケン・ハルトグレン
ジョージ・ニコラス
ヘンリー・タナウス
ハル・アンブロ
John Sibley
ハーベイ・トゥームズ
ロバート・W・ヤングィスト
ジョン・ケネディ
ドン・ラスク
ボブ・カールソン
フレッド・コピエッツ
エリック・クレウォース
ケン・オブライエン
動画
ドン・ブルース
チャック・ジョーンズ
フィル・ローマン
作画補正
フロイド・ノーマン
色彩設計
トム・オレブ
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受賞歴

第32回 アカデミー賞(1960年)

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) ジョージ・ブランス
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映画レビュー

4.0大人っぽくてすごく綺麗なオーロラ姫。 オーロラ姫と王子様の出逢いも...

2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大人っぽくてすごく綺麗なオーロラ姫。
オーロラ姫と王子様の出逢いもロマンチックですごく女の子にとっては憧れですね。
2人を助ける3人の妖精たちも観ていて楽しいし、やり取りが可愛らしい。
マレフィセントもディズニーの悪役の中でも恐いです。
この昔ながらの手描きの映画は今にない元来のアニメーションの良さがあって、昔のディズニーらしいしやっぱり好きだなぁ。

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よっしー

4.0タイトルなし

2022年3月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

萌える

なめらかで奥行きのある動きがCGアニメを観ているような錯覚に陥ってしまう。
少し誇張もあるが歌以外は古臭さを感じさせない良作。
メリーウェザーの見た目や雰囲気が、おかずクラブのオカリナさんに似ていた。

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ソルトン

2.040点

2021年3月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

映画評価:40点

大昔に一度見た気がしていましたが、
実際全く覚えていないので初見の感想となります

流石はディズニー作品!!
凄すぎるの一言です。
60年前の映画とは思えない程のクオリティと
表現力に感動しました!

次に考察になりますが、

この眠れる森の美女に登場する『マレフィセント』って、ヴィランズの人気&知名度で1位か2位と言えるくらいの人気悪役なんですが……

正直あんまり記憶にないと言いますか、
少し前まではどの作品の悪役なの?ってくらい
よく理解していなかったです

勿論ディズニーランドやゲームの中で、
よく見たり、聞いたりするので親しみはあったんですけど

何故1位になれるの?って
よくよく考えるとそう思っていたんですよ。

でも、ようやく今回眠れる森の美女を拝観して
その謎が解けました。

この作品って
紙芝居仕立てになっていて
ナレーション中心で見易くなっているのですが
代わりに姫や王子が、他の作品に比べて
あんまり話しません。

そのため心境や状況把握に
3妖精やマレフィセントが主役級の活躍をする形になるんです。

例えるなら3妖精がマリオ、マレフィセントがクッパ、オーロラやフィリップはピーチ姫なんです。
だから姫や王子に感情移入出来ないんです

逆に3妖精やマレフィセントが好きになる訳なんですね(汗)

そういえば実写版で唯一
悪役サイドが主役になるのも
この『マレフィセント』なんですよね。
どういう経緯なんだか気になりますね~

【2021.2.9鑑賞】

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まぁと@名作探検家

3.0マレフィセントの鑑賞前に

2021年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 フローラ、フォーナ、メリーウェザーの3人の妖精・・・みなオバちゃんなので幻滅。今までなぜか観る機会に恵まれなかったけど、こんな妖精だったのね。それでもメリーウェザーおばちゃんはお茶目で可愛い性格だったけど・・・

 今まで詳しい話を知らなかったのだけど、オーロラはずっと眠ってたわけじゃなかったのね。ほんの半日だけ・・・フィリップ王子もマリフィセントに捕えられたけど、3人の妖精の大活躍により助けられ、直接対決をする。意外と単純な話だったのか。

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kossy

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