「セールスマンの死」映画化にジェフリー・ライト&オクタビア・スペンサー
2025年8月30日 22:00

米劇作家アーサー・ミラーの代表作「セールスマンの死」を映画化する新作に、ジェフリー・ライト(「アメリカン・フィクション」)とオクタビア・スペンサー(「ヘルプ 心がつなぐストーリー」)が主演することがわかった。
米Deadlineによれば、新作は公民権運動を前進させるきっかけとなったエメット・ティル殺害事件を劇映画化した「ティル」のシノニエ・チュクウが監督。「フェイブルマンズ」「ミュンヘン」のトニー・クシュナーとチュクウが共同脚本を手がける。スティーブン・スピルバーグ監督の米アンブリン・エンターテインメントと米フォーカス・フィーチャーズが共同製作する。
1949年に発表された「セールスマンの死」は、60歳を過ぎたセールスマンの父親とその家族の物語。かつて敏腕セールスマンで鳴らしたウィリー・ローマンだが、いまや仕事は不調で家のローンを抱え、期待をかけていた息子たちも定職についていない。夢に破れ、すべてに行き詰まった男が選んだ道とは……。家族・仕事・老いなど現代人が直面する問題に鋭く迫り、アメリカ演劇史に不動の地位を築いたピュリッツァー賞受賞作だ。
「セールスマンの死」は、これまでに51年のフレドリック・マーチ主演版、85年のダスティン・ホフマン主演版など何度も映画&テレビ化されている。新作はライトがウィリー役、スペンサーが妻リンダ役を演じる。
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