西島秀俊&瀬々敬久監督、27年ぶりの再タッグ! 塩田武士のミステリー小説「存在のすべてを」実写映画化
2025年8月20日 07:00

作家・塩田武士氏による珠玉のミステリー小説「存在のすべてを」の実写映画化が決定し、監督を瀬々敬久(「64 ロクヨン」「護られなかった者たちへ」「糸」「ラーゲリより愛を込めて」)、主演を西島秀俊が務めることがわかった。2人のタッグは、「冷血の罠」(1998)以来27年ぶりとなる。
「罪の声」で第7回山田風太郎賞受賞、「踊りつかれて」で第173回直木三十五賞にノミネートされ話題となった作家・塩田氏。原作は「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10にて第1位、2024年本屋大賞ノミネート、さらに、第9回渡辺淳一文学賞を受賞するなど、各界から注目を集めていた。
1991年に発生し、未解決のまま時効を迎えた前代未聞の「二児同時誘拐事件」。一方の児童は無事発見され、もう一方の児童は行方が掴めないまま3年が経ったある日突然、祖父母宅に姿を現す。しかし、その3年間については固く口を閉ざし続ける…。事件から30年後、新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに事件の真相を追う事に。空白の3年に隠された“真実”とは――。
西島が演じるのは、「二児同時誘拐事件」当時、警察担当の新聞記者だった主人公・門田次郎(もんでんじろう)。旧知の刑事の死をきっかけに、異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねる。西島は、脚本について「二児同時誘拐事件をめぐる手に汗を握るサスペンスと重厚な人間ドラマに感動しました」とコメント。さらに「観客の皆さんに心から楽しんでいただける作品になるよう、心を込めて演じたいと思います」と意気込みを明かしている。
「存在のすべてを」は、2027年全国公開。コメント全文は以下の通り。
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