スパイダーパンク単独アニメ映画が始動、人気キャラクターがスピンオフで主役に
2025年8月11日 22:30

世界的大ヒットを記録した「スパイダーバース」シリーズから、新たなスピンオフ作品が誕生する。ソニー・ピクチャーズ・アニメーションが、「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」で強烈な印象を残したスパイダーパンクを主人公とする単独アニメ映画の開発を進めていることが、米Deadlineの報道で明らかになった。
同作は現在初期開発段階にあり、「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」でアカデミー賞助演男優賞を受賞したダニエル・カルーヤと、A24の話題作「Primetime」の脚本家エイジョン・シンが共同で脚本を手がける。プロットの詳細は明かされていないが、カルーヤが「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」で声を担当したスパイダーパンク役を再演することが予想されている。
スパイダーパンク(本名:ホビー・ブラウン)は、ライターのダン・スロットとアーティストのオリビエ・コワペルによって創造されたキャラクター。15年の「アメイジング・スパイダーマン」第10号で初登場した。Earth-138と呼ばれる世界に住む彼は、従来のピーター・パーカー版スパイダーマンよりもアナーキスト的で反体制的な態度を持ち、腐敗したシステムを打倒したいという強い信念に突き動かされている。パンクロックの美学と反骨精神を体現したキャラクターデザインと、既存のヒーロー像を覆すアウトロー的な魅力で、「アクロス・ザ・スパイダーバース」でも特に印象的な存在として描かれた。
スパイダーバース・シリーズは、アニメーション映画界に革命をもたらした作品として高く評価されている。2018年の第1作「スパイダーマン スパイダーバース」は世界総興収3億9400万ドルを超える大ヒットを記録し、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞。続く「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」はさらなる成功を収め、世界総興収6億9000万ドルを突破し、同作品もアカデミー賞にノミネートされるなど、批評面でも商業面でも圧倒的な成果を上げた。三部作の完結編「スパイダーマン ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は2027年6月25日の公開が予定されている。
ソニーは現在、スパイダーマン関連作品の拡張に積極的に取り組んでいる。実写では、トム・ホランド主演の新作「スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ」が2026年7月31日に公開予定(日本公開は26年夏)となっているほか、ニコラス・ケイジ主演のスピンオフシリーズ「スパイダーノワール」がMGM+で来年プレミア予定だ。アニメーション部門では、今回発表されたスパイダーパンク映画により、人気キャラクターの単独作品化という新たな展開が始まることになる。
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