トム・クルーズがアカデミー名誉賞を受賞
2025年6月19日 11:00

アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは、俳優・プロデューサーのトム・クルーズにアカデミー名誉賞を授与すると発表した。62歳のクルーズは40年以上のキャリアで数々のヒット作を生み出し、特に劇場上映の価値を訴え続けてきた功績が評価された。
アカデミー名誉賞は「生涯にわたる特別な功績、映画芸術科学への例外的な貢献、またはアカデミーへの顕著なサービス」に対して授与される賞で、毎年11月に開催されるガバナーズ賞で発表される。この制度は2009年に始まり、メインのアカデミー賞授賞式の長時間化を避けるため、名誉関連の賞を独立した式典として設けられた。
クルーズはハリウッド史上最も興行収入を稼ぐスターの一人として知られ、1980年代の「トップガン」から最新の「ミッション:インポッシブル」シリーズまで、一貫して劇場体験の重要性を主張してきた。特にコロナ禍で映画業界が苦境に立たされた中、2022年公開の「トップガン マーヴェリック」ではプロデューサーとしても参加し、興行回復の牽引役を果たした。同作品はアカデミー賞作品賞にもノミネートされている。
俳優としては「7月4日に生まれて」「ザ・エージェント」「マグノリア」で3度アカデミー賞にノミネートしているが、オスカー受賞には至っていない。今回の名誉賞受賞により、ついにアカデミー賞の栄誉を手にすることとなる。
クルーズと同時に、振付師・俳優のデビー・アレンとプロダクションデザイナーのウィン・トーマスもアカデミー名誉賞を、カントリー音楽界の女王で慈善活動家のドリー・パートンがジーン・ハーショルト人道賞を受賞する。
11月16日(現地時間)に米ハリウッドで開催される第16回ガバナーズ賞授賞式で表彰される予定だ。
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