吉沢亮「今後も演技に向き合う」主演男優賞受賞で決意新た【第34回日本映画批評家大賞】
2025年6月9日 22:05

俳優の吉沢亮が6月9日、都内で行われた「第34回日本映画批評家大賞」授賞式に出席した。主演を務めた「ぼくが生きてる、ふたつの世界」で主演男優賞を受賞。「本日はこのような栄誉ある賞をいただきまして、本当に光栄でございます。この賞に恥じないように、今後も演技に向き合っていきたい」と決意を新たにしていた。
五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を映画化。五十嵐大(吉沢)は宮城県の小さな港町で、耳のきこえない両親のもとで愛情を受けて育った。幼い頃は母・明子の“通訳”をすることも当たり前の日常だったが、次第に周囲から特別視されることに戸惑いやいら立ちを感じるようになり、20歳になると、逃げるように上京。大都会でアルバイト生活を始めるが……。

コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子どもという意味)の青年を演じた吉沢は、「手話はゼロからのスタート。ただ覚えるだけではなく、コミュニケーションですから、それを使いながら芝居を構築していくのは、なかなか難しかった」と回想。ろう者の俳優で、母・明子を演じた忍足亜希子に対し「温かく支えてくださって、それでどうにか形になりました。手話を指導してくださった方々も含め、皆様のおかげでこの場に立っている」と感謝を示した。
「ぼくが生きてる、ふたつの世界」は主演男優賞に加えて、忍足が助演女優賞、さらに作品賞と編集賞の4冠に輝いた。吉沢はメガホンをとった呉美保監督(「そこのみにて光輝く」「きみはいい子」)について、「以前から作品を拝見し、ぜひご一緒する機会があればうれしいなと思う、すごく憧れていた監督。そんな監督と作品をご一緒できて、4つの賞をいただいた」と、感無量の面持ち。「自分が関わった作品が、このような形で評価していただくのは、この上ない喜びを感じております」と、改めて喜びを噛みしめていた。

授賞式には、吉沢をはじめ、忍足と呉監督、そして、主人公の父親・陽介を演じた今井彰人も駆け付け、受賞の喜びを“家族揃って”分かち合った。吉沢は現在、主演作「国宝」(李相日監督)が公開中。7月4日からは、銭湯に住み込む450歳のバンパイアを演じた「ババンババンバンバンパイア」(浜崎慎治監督)が公開される予定だ。




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