タランティーノ作品全10作が書籍化 第1弾は「ワンハリ」!
2025年5月21日 20:00

クエンティン・タランティーノが、ジャーナリストで著者のジェイ・グレニーとタッグを組み、自身の映画に関する書籍シリーズを出版することが明らかになった。米Deadlineが報じた。
第1弾は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の製作過程を描いた大型本「The Making of Quentin Tarantino’s Once Upon a Time … in Hollywood」。11月11日に発売される。
このプロジェクトは、もともと別の出版社との契約から始まり、最終的にはタランティーノの10作品すべてを対象とする構想へと拡大。第2弾は「イングロリアス・バスターズ」、第3弾「ジャンゴ 繋がれざる者」を予定している。いずれの書籍も、タランティーノ本人が序文を執筆し、関係者への徹底取材と秘蔵資料によって、映画製作の裏側に深く迫る内容となるという。
このプロジェクトの背景には、グレニーの「ディア・ハンター」に関する著作に感銘を受けたタランティーノの発案があるという。タランティーノは、「自分とキャスト・クルーたちにとって、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ』の制作をグレニーとともに振り返るのは最高の体験だった。グレニーとなら、ほかの作品にもこの手法で迫っていけると確信している」と語っている。
本の中では、レオナルド・ディカプリオがリック・ダルトン像を築くにあたり、俳優としての栄枯盛衰を見てきた自身の交友関係を参考にしたと語っている。「僕の親友には30年来の俳優仲間が何人もいて、その中には君たちが知っているすごい俳優もいる。中には運に恵まれた者もいれば、あと一歩のところで夢が叶わなかった者もいる。リックの物語は、まさに彼らを見てきた僕にとってリアルだった」と明かした。
ブラッド・ピットは、スタントマンのクリフ・ブースを演じるにあたり「明日の壁をぶち破れ」のトム・ローリンを参考にしようとしていたところ、同じ映画をタランティーノがあらかじめ用意していたという裏話を披露している。
また、シャロン・テート役のマーゴット・ロビーは、シャロンさんの姉のデブラ・テートから愛用の香水を譲り受けたエピソードを語る。瓶はシャロンさんの死去以来封印されていたが、ロビーの演技への敬意として解かれたという。
Deadlineによれば、その他にも製作の裏話が多数紹介されているという。
著者のグレニーは、「タランティーノから、俺の映画にもジェイ・グレニー流を施してくれないか?と聞かれたとき、イエスと即答した。彼の映画は僕の映画人生の基盤であり、『パルプ・フィクション』は僕と妻が初めて一緒に観た映画でもある。彼の世界を探求する機会をもらえたことに、ただただ感謝している」とコメントしている。
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