「マインクラフト　ザ・ムービー」大ヒットスタート！　ナオミ・ワッツ×ビル・マーレイ共演作がジャンプアップ【全米映画ランキング】

2025年4月8日 18:00

4月第1週の北米映画市場、週末3日間（4月4日～6日）の興行収入ランキングで、世界的人気ゲームを実写映画化した「マインクラフト　ザ・ムービー」（ワーナー・ブラザース）が首位に登場。興収1億5700万ドルで、2025年に公開された作品のなかで最高のオープニング成績を飾り、映画館を盛り上げました。

原作となったのは、14年に「世界で最も売れたインディーズゲーム」としてギネス世界記録に認定され、23年には世界売上本数が3億本を突破した、スウェーデン発の人気ゲーム「マインクラフト」。ジャック・ブラックが、採掘場での採掘（マイン）に夢中の主人公・スティーブを演じました。

スティーブはある日、青く光る謎のキューブに触れたことで、全てが四角形でできた異世界――自分が考えたモノをなんでも創造（クリエイティブ）することができる、驚きに満ちた世界「マイクラワールド」に転送されます。彼はそこで、過去の栄光にすがりついている元人気ゲーマーのギャレット（ジェイソン・モモア）ら、同じく転送されてきた人々と出会います。彼らは、全てが四角い異世界で、創造力を駆使してサバイバルを繰り広げていきます。「ナポレオン・ダイナマイト」のジャレッド・ヘス監督がメガホンをとり、本作の製作費1億5000万ドルは、ヘス監督作品史上最高額となりました。

前週首位だったジェイソン・ステイサム主演、デビッド・エアー監督のアクションスリラー「A Working Man（原題）」（アマゾンMGMスタジオ）は、2位にダウン。週末3日間で興収700万ドルをあげ、累計興収は2700万ドルを突破しています。

3位は、イエス・キリストの生涯を描く人気テレビ番組シリーズ「The Chosen」シーズン5のエピソードを上映した「The Chosen: Last Supper (Season 5) Part 2（原題）」（ファゾム・イベント）。週末3日間で、興収700万ドルを記録しました。前週公開された「The Chosen: Last Supper (Season 5) Part 1（原題）」は、7位となっています。

フレッド・ヘッキンジャー（「クレイヴン・ザ・ハンター」）、フィン・ウルフハード（「僕らの世界が交わるまで」）らが共演したスラッシャーコメディ「Hell of a Summer（原題）」（ネオン）は、8位に初登場。サマーキャンプのカウンセラーたちが、覆面を被った殺人鬼から逃げようと奮闘します。ウルフハードとビリー・ブリックが監督を務め、23年の第48回トロント国際映画祭でプレミア上映され、週末3日間で興収170万ドルを記録しました。

ナオミ・ワッツ（「エマニュエル」）、ビル・マーレイ（「ゴーストバスターズ　フローズン・サマー」）が共演した「The Friend（原題）」（ブリーカー・ストリート）は、公開2週目の週末で、30位から9位にジャンプアップ。ワッツは、亡くなった友人・ウォルター（マーレイ）が飼っていた犬を引き取る作家・アイリスを演じました。「メイジーの瞳」のスコット・マクギーとデビッド・シーゲルがメガホンをとり、24年のテルライド映画祭でプレミア上映され、累計興収は160万ドルを記録しました。