映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

レオス・カラックス「IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー」ポスター&予告編公開 来日上映イベント予定も

2025年3月7日 15:00

リンクをコピーしました。
カラックスが初めて自ら編集したセルフポートレート
カラックスが初めて自ら編集したセルフポートレート
(C)2020 CG Cinema International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace /

レオス・カラックス監督の新作「IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー」のポスタービジュアルと予告編が公開された。

パリの現代美術館ポンピドゥセンターはカラックスに白紙委任する形で展覧会を構想していたが、「予算が膨らみすぎ実現不能」になり、ついに開催されることはなかった。その展覧会の代わりに作られたのがコラージュによる、カラックスが初めて自ら編集したセルフポートレート「ITʻS NOT ME イッツ・ノット・ミー」だ。

ポンピドゥセンターからの問いかけは、カラックスの今いる位置を聞いたものだったが、カラックスはそれをもっと根源的に捉え直し、自分がどこから来てどこへ行くのかという答えのない謎に地の底から響くような低い声で口籠もりながら語ってゆく。家族について、映画について、20世紀と独裁者と子供たちについて、死者たちについて、そして「エラン・ヴィタル(生の飛躍、生命の躍動)」(ベルクソンの言葉)について。ゴダールの後期のエッセイ・スタイルへのオマージュではあるものの、ゴダールが思索的・分析的なのに対し、カラックスはより夢想的・連想的である。ホームビデオから映画、音楽、写真とさまざまなジャンル、フォーマットの映像を夢の断片のようにコラージュしながら自身のポートレイトをプライベートにダイレクトに描く。そこにはストーリーも結論もないが、至る所に見る者の心を揺さぶるすべてが親密で私的で詩的なカラックスからのメッセージだ。

予告編では、カウントダウンと「MERDE」のテロップから始まり、スパークスの「without using hands」にのせてポンヌフの橋で踊り回り続ける人、「汚れた血」のドニ・ラバンの疾走、ジュリエット・ビノシュの疾走。そして、「怪人マブゼ博士」、「ポーラX」のギョーム・ドパルデューとカテリナ・ゴルベワ、文豪フョードル・ドストエフスキーや歌手で活動家のニーナ・シモンマリリン・モンロー、アナキストのシャンソン歌手レオ・フェレと若きカラックスが二人でタバコを吸う写真、爆弾を投下する戦闘機や独裁者ウクライナの女性活動家オクサナ・シャチコのアーカイヴ、新たに撮り下ろされたベッドに横たわる子供たちや娘ナスチャがピアノを弾くシーンなど映画・写真・動画、さまざまなジャンル、フォーマットの映像が夢の断片のようにコラージュされ、カラックスの記憶と思考を垣間見る映像となっている。

IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー」は4月26日から公開。劇場公開に先駆け、ユーロスペースでは、来日するカラックス監督のQ&A付き先行上映が決定。 横浜フランス映画祭2025関連企画として、過去作を一挙特集する【レオス・カラックス 夜の果てへの旅】が3月18日から東京日仏学院で開催される。

レオス・カラックス監督来日関連上映、イベント詳細は以下の通り
レオス・カラックス監督Q&A付き先行上映
・登壇日時:①3月24日(月)19:15の回(本編終了後Q&A) ② 3月26日(水)17:30の回(本編終了後Q&A)
・登壇ゲスト:レオス・カラックス監督(※登壇者は予告なく変更となる場合があります。)
・会場:ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1−5 3F)
・チケット 料金:1,900円均一 ※ムビチケ・各種割引・招待券全て使用不可
販売:オンライン:3月18日(火) AM0:00 より
ユーロスペース公式HP(https://www.euro-ticket.jp/eurospace/schedule/)
劇場窓口: 3月18日(火) 劇場オープン時より
※インターネット販売で完売になった場合は、窓口販売はございませんのでご注意下さいませ。
■横浜フランス映画祭2025関連企画【レオス・カラックス 夜の果てへの旅】
上映作品
・「ボーイ・ミーツ・ガール
・「汚れた血
・「ポンヌフの恋人
・「ポーラX
・「TOKYO!
・「ホーリー・モーターズ
・「アネット
詳細はこちら https://culture.institutfrancais.jp/wp-content/uploads/2025/02/2025_LC_WEB.pdf
レオス・カラックス監督と黒沢清監督のトークショーは完売。

レオス・カラックス の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!の注目特集 注目特集

“ベスト主演映画”TOP5を発表! NEW

【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”

提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザーの注目特集 注目特集

ワン・バトル・アフター・アナザー NEW

【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった

提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”の注目特集 注目特集

96%高評価の“前代未聞の心理戦”

【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス

提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本の注目特集 注目特集

映画.com編集長が推したい一本

【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!

提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…の注目特集 注目特集

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…

【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作

提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作の注目特集 注目特集

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作

【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)

提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?の注目特集 注目特集

なんだこのかっこいい映画は…!?

「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――

提供:ディズニー

宝島の注目特集 注目特集

宝島

【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。

提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画.com注目特集 10月4日更新

映画ニュースアクセスランキング