テレンス・マリック「天国の日々」4Kレストア版、予告編＆バレンタインデー版アザービジュアル公開

第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、さらに第51回アカデミー賞では撮影賞を受賞するなど、公開当初から世界中で高く評価され続けている本作は、20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを美しい映像で描く。1983年に劇場公開された。

「バッドランズ（地獄の逃避行）」（73）で初メガホンをとり、「シン・レッド・ライン」（98）や「ツリー・オブ・ライフ」（11）などで数々の賞を受賞し続けているマリック監督は、この作品に全てを注ぎ、次回作の「シン・レッド・ライン」までの20年間、1本も映画を撮らなかったことは、長年にわたり映画界の伝説として語られている。

予告編は、「荒野の用心棒」（64）、「ニュー・シネマ・パラダイス」（88）などで知られる映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが手掛けた幽玄なサウンドと共に、絵画のような美しい映像が広がる。本作が初主演作となったリチャード・ギア、脚本家としても活動し、本作から、本格的に俳優業をスタートさせたサム・シェパード、今作でブレイクを果たしたブルック・アダムス、マリック監督自身の目に留まり、オーディションを経て役を勝ち取ったリンダ・マンズら名優たちの若かりし姿とそれぞれの魅力に注目だ。

また、前売券が2月14日から発売れる。特典はポップアップカードで、中を開くと本作を象徴する“あの家”が飛び出す。外面には、今回の4Kレストア化のために作られた本国版ビジュアルを使用している。一部上映劇場、メイジャー通販サイト（https://www.major-j.com/info.php?f=3z9j6hjdr7w）で劇場公開前日まで販売。1600円（税込）。

4月4日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。