仏俳優アラン・ドロンさん死去、88歳 「太陽がいっぱい」で世界的スターに
2024年8月18日 16:45

仏俳優、アラン・ドロンさんが死去したと、ドロンさんの3人の子どもたちが8月18日(現地時間)、AFPに発表した。88歳だった。主演作「太陽がいっぱい」(1960)で世界的スターとなり、“美男子”の代名詞として日本でも多くのファンを獲得した。
仏パリ近郊の町ソーに生まれる。里親に育てられ寄宿学校を転々とする子ども時代を送り、17歳で仏空軍に入隊。除隊後、様々な職を経て、57年の「女が事件にからむ時」でスクリーンデビュー。
「恋ひとすじに」(58)で初主演を務め、ルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」(60)で一躍世界的なスターになる。以降、ルキノ・ビスコンティ監督の「若者のすべて」(60)や「山猫」(63)、クレマン監督の「生きる歓び」(61)、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「太陽はひとりぼっち」(62)で次々と主演を務め、「地下室のメロディー」(63)では仏スター俳優ジャン・ギャバンと共演。
66年の「テキサス」でハリウッドデビューしたが、まもなくフランスに戻り、名作「サムライ」(67)に出演する。69年にはボディガードが射殺され、殺人容疑をかけられる大スキャンダルが発生したが、後に容疑は晴れた。
その後も「パリの灯は遠く」(76)などがヒットし、初監督作「危険なささやき」(81)では製作・主演も兼ねた。「真夜中のミラージュ」(84・日本劇場未公開)ではセザール賞主演男優賞を受賞。98年の「ハーフ・ア・チャンス」を最後に引退宣言をしたが、00年に復帰しTVドラマ「アラン・ドロンの刑事フランク・リーヴァ」(03~04)などに出演した。2019年、第72回カンヌ国際映画祭では長年の功績をたたえる名誉パルムドールが授与された。
最初の妻ナタリー・バルテルミー(後のナタリー・ドロン)との間に生まれた息子アントニー、ロザリー・ファン・ブレーメンとの間の娘、アヌーシュカと息子、アラン=ファビアンも俳優として活躍している。
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