地下室のメロディー
劇場公開日:1963年8月17日
解説
フランス映画界の2大スター、アラン・ドロンとジャン・ギャバンが共演を果たし、カジノ襲撃計画の顛末をスリリングに描いたクライムサスペンスの名作。5年の刑期を終えて出所した老ギャングのシャルルは、かつての仲間マリオから、カンヌのパルムビーチにあるカジノの賭金を強奪する計画を持ちかけられる。刑務所で知り合った青年フランシスと彼の義兄ルイも仲間に引き入れ、周到な準備の末に計画を実行に移す。首尾よく大金を奪い去り完全犯罪は成功したかに思えたが、思わぬ事態が起こり……。
1963年製作/121分/フランス
原題:Melodie en sous-sol
配給:ヘラルド
スタッフ・キャスト
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2018年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
久しぶりに見たが、タイトルバックの音楽、風景、セリフ、すべて最高。
内容、音楽はあまりに有名だし記憶にもあった。だがタイトルバックからかっこよく、無駄なく状況解説するセンスに今更ながら驚く。70年代までフランス産フィルムノアールが盛り上がるのも理解できる。
WW2で破壊された街並みや戦後の復興できれいになっていく街並み。造成中の建物の周りとか子供のころを思い出す。フランスもそういう時代だったんだろう。
この映画の鑑賞直後にBSでブレードランナーをやっていた。いきなり字幕で状況説明にはいる。今思えばなんかやりようがなかったのでしょうか。
ネタバレ! クリックして本文を読む
遊ぶためには金が必要→金を得るには仕事→働いていると自由時間がない→遊べない
この矛盾に気づくと、誰しも無限の自由と資産を夢見るものです。
ムショ帰りのチンピラが、そう簡単に旧家の紳士としては振る舞えず。超絶イケメンに引っかからない、女性達の目と勘が肥えていてびっくり。
人間というのは、計算通り、予想通りにはそうそう動かない。それでも、そんな上手く行くかいなぁ〜という展開。そして愉快犯みたいな結果に。恋愛も仕事も短気は損気!もうちょっとだったのにね!!
Alain Delonが眩しすぎる( ̄∇ ̄)。
危険な香りとは正にこのこと。
かっこよすぎてくらくらして来ます(@_@)。
2018年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
主題歌が90年代にホンダ・プレリュードのCMで盛んに使われていたのを覚えていて。「かっこいいなあ」と思っていたら映画音楽だったとは。
まずシャルル(ジャン・ギャバン)の、恰幅のいい爺さん役がかっこいい。
冒頭「道の名前は変わっただろうか」云々のはしりで、「あ、出所したところなんだな」と言葉で想像させるのがなるほど~。
家に帰ってきてからの妻とのやり取りにも無駄がない。
で出てきたばかりなのに「人生で一番でかいことをする」って、全然懲りてないよなー。
その相棒に選ばれたのが、1年だけ刑務所で一緒だったフランシス(アラン・ドロン)。言葉巧みに親や義兄からこずかいをせしめる、小賢しいチンピラ。こんなやつ相棒にして大乗になのか?と思ったのですが。
カジノの金をせしめるにはまず「上客としてふるまう方法」を学べ、とシャルルはフランシスに物を与え教育していくうちに。フランシスがどこぞの若旦那に見えてくるから不思議。
惚れ惚れしちゃうかっこよさ。
でもフランシスは時間にルーズで。一度は「やる気が失せた、幽霊とは組めない。1分が命取りなんだぞ」と雷を落とすところから。段々面白くなってきました。
週1回同じ時間にカジノの金庫が開けられる。同じ曜日・時間に盗みのリハーサルをするけど。いやはやこれが難関で。もうハラハラ。っていつの間にか盗みの味方をしてました私。
強盗の結末は、うまくいって10億フランでバンザーイか。
もしくは捕まって刑務所に戻るか。どっちかでしょう普通は。
「この終わり方、マジかー!!。かっこええ、でも」。
この最後10分ほどの「結末の行方」にしびれました。
2018年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
この音楽だけで名作だ!ほとんどの人は絶対どこかで聞いている、そしてワクワクする。
ジャン・ギャバンの圧倒的な存在感。すげえデブおやじだ(笑)
アラン・ドロンも負けてはいない。やるねー。チャラい色男役しかできないと思ってました。若さもあって身のこなしも軽い、アクションもイケてる。
この二大俳優の所作がいちいちカッコいいのです。
ストーリーも簡潔で悩むことなし。二人(いやおとぼけの義兄がいたか)の現金強奪の行方は?ラストシーンはドキドキします。
見て損はなし!あのプールに入りたい(笑)