堂本剛27年ぶり主演映画 荻上直子監督「まる」に戸塚純貴、片桐はいり、吉田鋼太郎、柄本明らが出演
2024年7月12日 17:00
KinKi Kidsの堂本剛が、1997年に公開された「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」以来、27年ぶりに映画主演を果たす「まる」(荻上直子監督)の公開日が10月18日に決定し、追加キャストが発表された。戸塚純貴、おいでやす小田、濱田マリ、早乙女太一、片桐はいり、吉田鋼太郎、柄本明が出演する。
堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語だ。
これまで自らストーリーを進めていく役柄の多かった堂本が、不思議な事態に巻き込まれていくキャラクターで、27年ぶりの主演にして新境地を魅せる。なお、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美の出演が既に発表されている。
堂本演じる主人公・沢田と同じく現代美術家の新人アシスタントとして働く田中を演じるのは戸塚。新人のくせに何故かふてぶてしい沢田の後輩を演じている。沢田の高校の同級生・吉村を演じるのは、近年TVドラマでも活躍を見せるおいでやす小田。堂本と実年齢も同い年(7月12日現在)の小田が演じる吉村は、日常が○によって侵食されていく沢田と再会し、下心で近づこうとするが…。
沢田の住むアパートの大家を演じるのは、濱田。本作でも沢田、そして綾野演じる横山の住むアパートの大家として濱田ならではの存在感を魅せる。怪しげなアートディーラー・土屋を演じるのは早乙女。早乙女自身、幼い頃からアートへの強い興味を持ち、近年は有名画家との共同制作作品展を開催する等、まさにハマり役。妖艶な雰囲気を持つ早乙女が演じるアートディーラーも物語のキーパーソンとなっていく。
沢田がよく作品を持ち込む古道具屋の店主を演じるのは片桐。「かもめ食堂」以来、荻上直子監督とのタッグは18年ぶりとなる。本作では独特の存在感を放ち、見る者を不思議な世界へと誘う。さらに、沢田がアシスタントをする人気現代美術家・秋元洋治を吉田鋼太郎が演じ、突如現れる謎の人物・先生を柄本が扮している。
「まる」は、10月18日から全国公開。
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