第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表出品作品募集
2024年7月2日 09:00

第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞出品作品の募集がスタートした。一般社団法人日本映画製作者連盟(映連)が映画芸術科学アカデミーより依頼を受け、同アカデミーが主催する同賞部門に日本映画1本を選出し出品する。
今年3月10日(現地時間)に授賞式が行われた第96回米国アカデミー賞は、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所広司が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した「PERFECT DAYS」を日本代表に選出し出品。国際長編映画賞にノミネートされた。同作は、「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが役所を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。
第95回は、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、初長編作品に与えられるカメラドールのスペシャルメンション(次点)に選ばれた早川千絵監督の長編デビュー作「PLAN 75」を選出し出品。第94回は、濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」を選出して出品し、日本映画史上初となる作品賞にノミネートされる快挙を成し遂げ、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞とあわせて4部門でノミネート。日本映画としては「おくりびと」以来13年ぶりに国際長編映画賞(旧外国語映画賞)を受賞した。
第93回は河瀨直美監督「朝が来る」、第92回は新海誠監督「天気の子」を選出し出品。そして、第91回は是枝裕和監督「万引き家族」を選出し出品し、日本映画としては「おくりびと」以来10年ぶりとなる外国語映画賞(現国際長編映画賞)ノミネートを果たした。
近年は、その年のカンヌ国際映画祭に出品され、賞を受賞している作品が多く選出されており、今年の第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門には、奥山大史が監督・脚本・撮影・編集を手がけ、池松壮亮を主演に迎えて撮りあげた商業映画デビュー作「ぼくのお日さま」が日本人監督としては史上最年少で選出された。さらに、監督週間には山中瑶子監督、河合優実主演「ナミビアの砂漠」が出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞。それらの作品含めてどの作品が日本映画の代表として選出されるのか注目される。
なお対象となる作品は、日本国内において2023年11月1日から2024年9月30日までの間に最初に封切られ、かつ商業映画劇場において少なくとも7日間以上連続して公開されていなければならない。また35ミリか70ミリフィルム、もしくはデジタル・シネマ・フォーマットであることが必須となっている。出品希望者は7月25日までに申請書などを映連に提出する。募集の詳細は映連ホームページ(http://www.eiren.org/)を参照。
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