【ディズニープラス　7月ラインナップ】謎に満ちた「七夕の国」が日本をえぐる？　「ディセンダント」新作、エミー賞受賞のドラマ＆ドキュメンタリーも登場

2024年7月1日 18:00

ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス「ディズニープラス」が、2024年7月に配信する新作ラインナップが明らかになった。注目は、鬼才・岩明均氏による異色コミックを実写ドラマシリーズ化した「七夕の国」。ビルや人が丸く“えぐられる”怪事件が多発する日本を舞台に、特殊な能力を持った者たちがそれぞれの思惑を胸に、謎に満ちたバトルを繰り広げる。

また3月に劇場公開され、週末観客動員ランキングで、実写映画として1位を獲得した「映画　マイホームヒーロー」、ディズニー映画に登場する悪役の子どもたちが活躍するミュージカル映画「ディセンダント」シリーズの5年ぶりとなる新作が登場。第75回エミー賞で最多10冠を達成した人気ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」の最新シーズン、同じく第75回エミー賞で5部門に輝いた「ようこそレクサムへ」シーズン3など、見逃せないタイトルが目白押しだ。

●「レッド・スワン」（7月3日配信）

キム・ハヌル（「紳士の品格」）、RAIN（ピ）としても知られるチョン・ジフン（「フルハウス」）が共演する韓国ドラマ。元プロゴルファー＆ボディガードが、財閥家の秘密と欲望を暴くスキャンダラスなサスペンスが展開する。

貧しい家庭に生まれるも、世界的なゴルファーとして活躍した主人公のオ・ワンス（キム・ハヌル）は、韓国屈指の財閥「ファイングループ」の後継者であるキム・ヨングク（チョン・ギョウン）と結婚。財閥の副会長の妻、そして「ナウ財団」の理事長となるが、夫の浮気癖が発覚し、義理の母親からは強く当たられ、孤独な日々を過ごしていた。

ある日、親善大使としてマニラを訪れたワンスは、何者かによって銃撃されるが、間一髪でその場にいた元警察官ソ・ドユン（チョン・ジフン）に命を救われる。一方のドユンは、元同僚の死が、ファイングループと何らかの関係があることを知り、ワンスのボディガードとしてファイン家に潜り込むことに成功する。ドユンは、敵だらけのファイン家にひとり立ち向かうワンスに、次第に心惹かれていくが、秘密と欲望にまみれた一家は、ふたりをさらなる危険へと追い込んでいく。

●「七夕の国」（7月4日配信）

1996年～99年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載された岩明均氏（「寄生獣」「ヒストリエ」）のSF漫画で、その壮大なスケールと刺激的な表現から「映像化不可能」と言われ続けていた“怪作”を実写ドラマシリーズ化。「町田くんの世界」をはじめ、「ドラゴン桜」「どうする家康」など話題作に出演し、躍進を続ける若手俳優・細田佳央太が主演を務め、「あらゆる物に小さな穴を空ける」という、不思議だが、何の役にも立たない能力を持つ大学生の南丸洋二（愛称：ナン丸）を演じている。

ある日、ビルや人が丸くえぐられる怪事件が多発し、日本中は恐怖に包まれる。そんな事件の鍵を握るのは、時期外れの七夕祭を行う山間の“閉ざされた町”丸川町。ひょんなことから、この町を訪れることとなったナン丸は、自身がこの地にルーツを持つことを教えられ、知らず知らずのうちに、代々受け継がれていた球体の力の謎に巻き込まれていく。

ナン丸が訪れる町で出会い、次第に心を通わせていく東丸幸子役の藤野涼子、幸子が恐れる兄・高志を演じる上杉柊平に加え、木竜麻生、三上博史ら、豪華な共演陣が顔をそろえる。山田孝之が多くの謎を持ち、目深に帽子を被る長髪の男・丸神頼之役を務める。

●「映画　マイホームヒーロー」（7月12日配信）

原作は、累計発行部数430万部を突破した同名人気コミック（原作：山川直輝氏／作画：朝基まさし氏）。どこにでもいる普通の父親・鳥栖哲雄が、娘に危害を加えようとした彼氏を殺害したことをきっかけに、彼氏が所属していた冷徹で残忍な半グレ組織から狙われることに。推理オタクの哲雄はその知識を駆使し、“命がけのダマし合い”を繰り広げる。

2023年10月～12月に、MBS・TBSドラマイズム枠で連続ドラマ化（ディズニープラス「スター」で見放題独占配信中）。映画はその7年後を舞台に、半グレ組織との攻防を経て、平穏を取り戻したかに見えた鳥栖家に再び、ピンチが降りかかる。

土砂崩れで、哲雄（佐々木蔵之介）が山中に隠していた娘の彼氏の遺体が発見され、警察が捜査に乗り出すなか、父の罪を知らずに刑事になった娘・零花（齋藤飛鳥）も、哲雄に疑いの目を向け始める。かつて哲雄の罠にはまって、全ての罪を着せられた半グレ集団のリーダー格・間島恭一を「なにわ男子」の高橋恭平、夫の秘密を守り支える妻・歌仙を木村多江がそれぞれ演じる。

●「ディセンダント　ライズ・オブ・レッド」（7月12日配信）

「もしディズニーキャラクターに子孫がいたら？」というユニークな発想から生まれ、ディズニー映画に登場する悪役（ヴィランズ）の子どもたちが活躍するミュージカル映画「ディセンダント」シリーズ。ベルやビースト（「美女と野獣」）ら善人が暮らすオラドン合衆国と、魔法のバリアで覆われ、ヴィランズたちが暮らすロスト島を舞台に、マレフィセント（「眠れる森の美女」）の娘・マル（ダブ・キャメロン）やイーヴィル・クイーン（「白雪姫」）の娘・イヴィ（ソフィア・カーソン）らヴィラン・キッズの葛藤、成長、友情、恋などを、ポップなミュージカル音楽とともに描き、ティーン世代を中心に人気を博した。

5年ぶり、シリーズ第4弾となる最新作では、マルの宿敵として、かつてロスト島に悪名を轟かせていたアースラ（「リトル・マーメイド」）の娘・ウーマ（チャイナ・アン・マクレーン）が、オラドン高校の新校長に就任する。そんな彼女が、転入生として新たに迎え入れたのは、生粋のヴィランとして知られるハートの女王（リタ・オラ）の娘・レッド（カイリー・キャントラル）。しかし、ハートの女王はオラドン高校、そしてシンデレラ（ブランディ）に対して積年の恨みを抱いていた。

●「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン3（7月17日配信）

食、家族、仕事、人生をテーマにし、第75回エミー賞で作品賞、主演男優賞を含む最多10冠を達成した人気ドラマの最新シーズン。ニューヨークの一流レストランで働く新進気鋭のシェフだった主人公カーミー（ジェレミー・アレン・ホワイト）を中心に、彼の家族と、兄の遺したレストランの一筋縄ではいかないスタッフたちを描く。

待望のシーズン3では、カーミー、幼なじみのリッチー（エボン・モス＝バクラック）、カーミーに憧れる名門料理学校出身のシドニー（アヨ・エデビリ）らが、ついに新しいレストラン「ザ・ベアー」をオープンさせる。「ザ・ベアー」を一流のレストランにし、星獲得を目指すカーミーは、クオリティを極限まで高めようと、私生活を犠牲にしてでも突き進む。しかし、彼の妥協なき姿勢についていけないスタッフたちは対立し、オープンしたてのキッチンでも言い争いが絶えない。理想と現実の狭間で、もがく彼らを待ち受ける運命とは――？

カーミーの母親ドナを演じるジェイミー・リー・カーティス（「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」）、カーミーが師事したシェフ・テリー役のオリビア・コールマン（「女王陛下のお気に入り」）ら、アカデミー賞受賞の豪華ゲスト出演者も見どころだ。

●「ようこそレクサムへ」シーズン3（7月24日配信）

「デッドプール＆ウルヴァリン」の公開を控える俳優のライアン・レイノルズと、ロブ・マケルヘニー（「神話クエスト　レイヴンズ・バンケット」）が、サッカーチームの経営に乗り出す、ディズニープラスオリジナルのドキュメンタリーシリーズ。サッカー経験も、共演経験もない異色コンビが、世界で3番目に古いプロサッカークラブ「レクサムFC」を買収し、運営を学んでいく姿とともに、彼らの奮闘が地元の人々の心を動かしていく様子も追いかける。

第75回エミー賞でリアリティ番組／作品賞、撮影賞、監督賞、画像編集賞、音響ミキシング賞を受賞した新シーズンでは、ナショナルリーグでの激闘の末、クラブはついにイングランド・フットボールリーグへの再昇格を果たす。新たな試練が待ち受けるリーグ2で、レクサムFCは再び立ち上がることができるのか？

▽ディズニープラス　7月配信作品一覧

【配信開始日：7月2日】
●「クリッパーズ」（第6話）

【配信開始日：7月3日】
●「レッド・スワン」（第1話・第2話）
●「ブルーイ　ミニストーリー」（第1話～第7話、総集編）
●「アボットエレメンタリー」シーズン3
●「9-1-1 LA救命最前線」シーズン7（第5話）
●「スター・ウォーズ　アコライト」（第6話）
●「響け！ユーフォニアム3」（第13話）