マクロスプラス MOVIE EDITION

劇場公開日:

解説

人気SFアニメ「超時空要塞マクロス」のシリーズ続編として1994年~95年にかけて発表された全4巻のOVA「マクロスプラス」を再編集し、約20分間の新作カットも加えて製作された劇場版。西暦2040年、人類初の移民惑星エデンでは、統合宇宙軍の次期主力戦闘機の最終選定試験が行われていた。イサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマンは、それぞれ競合するインダストリー社の「YF-19」とゼネラル・ギャラクシー社製「YF-21」のテストパイロットになり、ライバル心をむき出しにして競い合っていた。一方、世間で絶大な人気を集めているバーチャルアイドル「シャロン・アップル」のプロデューサーを務めるミン・ファン・ローンは、幼なじみのイサムとガルドがいがみあっていることに心を痛めていたが……。

1995年製作/115分/日本
配給:松竹

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.5再びスクリーンで観れるとは

2022年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まさか再びスクリーンで観れる機会が来るとは思ってませんでした。
元々はOVA作品ですが、いわゆる編集版ではなく大幅な新作カットを含んだ作品。
歌が敵対する側にいるシリーズでの異色作品ですね。
他にも仮想世界と侵蝕される人の心なども扱っており、ここら辺も目新しいところでしょう。
当時あまりなかったCGとセルの融合を試みていて、これがとても効果的でした。
またサウンド面でも菅野の参加で雰囲気が一新、そしてこれが新しい風としてとても効果的でした。
あと「VOICES」が好きで、数あるマクロスの楽曲の中でも屈指の名曲だと思ってます。静かで平坦なメロディと激しい戦闘とのコントラストが良いんですよ。
そしてAIアイドルのシャロンも目新しく、バーチャルアイドルの走りでしょうか?
そのステージの演出などは後の「F」に大きく反映されていると思います。
それとやっぱり板野一郎ですね。
終盤の戦闘は特に見事で、板野サーカスが堪能できました。
いや、今観ても実に面白かったです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
白波

4.0濃い世界観の中で菅野よう子を味わう

2022年3月21日
iPhoneアプリから投稿

今観ると、25年以上前の映像の古さはあるが、2040年を描く本作の中でvtuberなりmx4dだの既に現実化しているものも多くて、適切な時代予測には驚いた。

マクロス自体は関係性が薄いというか、三角関係のメロドラマ。一人の女を取り合うためにロボットで喧嘩し合うとかよく考えたら目的がダサすぎるが、歌を敵側のものと描くのもマクロスの中では異色作。
大人向けの濃い世界観の中で、菅野よう子の曲が光りまくる。一作のアニメに収まらないレベルの曲が内容を彩る。(なんとなく信長の野望天翔記の音楽に似ているが。)

角刈ガルドの超ダサい容姿と比べたら性格難のイサムのほう選びたくなるのはまあわかるなと感じた。

これまでのマクロス作品の中では一番好みではあった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
やべっち
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

「マクロス」シリーズ関連作品