江口のりこが追い詰められる……主演作「愛に乱暴」“不穏なモチーフ”が続々登場する予告公開
2024年6月7日 08:00
原作は、「悪人」「さよなら渓谷」「怒り」など多くのベストセラーが映画化された吉田修一氏の同名小説。人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭く炙り出してきた著者が、本作では愛が孕むいびつな衝動と暴走を描く。監督を務めるのは「おじいちゃん、死んじゃったって。」「さんかく窓の外側は夜」を手掛けた森ガキ侑大。江口が徐々に平穏を失っていく“妻”を怪演し小泉孝太郎、馬場ふみか、風吹ジュンらが共演している。
夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子(江口)は、義母から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うように、センスのある装い、手の込んだ献立などいわゆる「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、失踪した愛猫、度々表示される不気味な不倫アカウント…。桃子の平穏な日常は、少しずつ乱れ始める。
本ビジュアルで写し出されているのは、主人公・桃子が部屋の畳に頭をつけている様子。床下に耳をそばだてているような、深い思惑を秘めた表情の江口を大胆な構図でとらえている。「女は床下に愛を隠す」という謎めいたコピーと縦に大きくあしらわれたタイトルロゴと相まって、彼女の心の深淵が垣間見えるような仕上がりとなった。
予告編は、桃子のしあわせな日常を襲う不穏な出来事の数々が描かれる。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、愛猫のぴーちゃんの失踪、怪しい隣人、義母との認識の食い違い、夫から浮気の告白……桃子の周辺で一体何が起こっているのか? 予告編の後半では、何者かに追われ疾走する桃子や、猫の鳴き声に導かれ床下に潜る姿などを活写。非日常な世界に足を踏み入れてしまった桃子が、泥だらけで「やめてください!私を変人扱いするのは!」と叫ぶ様子も切りとっている。
「愛に乱暴」は、8月30日から全国公開。なお7月5日から発売予定のムビチケカードには、映画の重要なキーアイテムとなる「黄色い小花」をモチーフとしたエコバッグが先着でついてくる。
(C)2013 吉田修一/新潮社 (C)2024 「愛に乱暴」製作委員会
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