中尾彬さんが死去、81歳 「アウトレイジ ビヨンド」などで活躍 妻・池波志乃「まだ志乃~と呼ばれそうな気がします」
2024年5月22日 15:15

俳優の中尾彬さんが5月16日、心不全のため81歳で亡くなった。所属事務所が公式サイトで発表した。
所属事務所は「これまで応援してくださったファンの皆様 多くの作品でお世話になりました関係者の皆様の生前のご厚誼に深謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます」と綴っている。なお、葬儀・告別式は故人と遺族の意向により近親者のみにて執り行い、お別れの会などは予定していないという。
中尾さんは1961年に武蔵野美術大学油絵学科に入学し、第5期日活ニューフェイスにも合格。63年、仏パリに留学し、帰国後は劇団「民芸」に入団する。翌64年、「月曜日のユカ」で本格的な映画デビューを果たした。
75年の映画「本陣殺人事件」では主人公の名探偵・金田一耕助を演じ、TVドラマ「吉宗評判記 暴れん坊将軍」(78~82)では徳川宗春役でゲスト出演。北野武監督作では、「アキレスと亀」(08)、「アウトレイジ ビヨンド」(12)に出演し、15年の「龍三と七人の子分たち」で七人の子分のひとり「はばかりのキモチ」を演じた。
タレントやコメンテーターとしても活躍し、“ねじねじ”のスカーフでもおなじみ。私生活では、女優の池波志乃とおしどり夫婦としても知られていた。

公式サイトには、池波のコメントも掲載されている。
終活以来の中尾の遺言で、このような形を取りました。
仕事でお世話になった関係者の方々、マスコミの皆様、親しい友人の方々、応援してくださった皆様に、託された私から、お詫びとご報告申し上げます。
今年に入って足腰が悪く体力も落ちて、医師の訪問を受けながら、本人の意思により、自宅でゆっくり休んでおりました。時には取材や、足腰をかばっての仕事もやらせていただき、本人は元気で12月の旅行に向けて、頑張ってリハビリをしていたくらいでしたが、15日に容態が急変し、16日の夜中に自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました。
あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。叶いますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです。
長い間、本当にありがとうございました。
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