【今、ディズニープラスで“復讐モノ”が激アツ!】「SHOGUN将軍」「ワンダフルワールド」「予期せぬ相続者」などをご紹介
2024年4月9日 19:00
真田広之が主演・プロデューサーを務め、ハリウッドの制作陣が戦国時代の日本を描くドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラスの「スター」で独占配信中)が、国内外で反響を呼んでいる。関ヶ原の戦い前夜の日本を舞台に、天下獲りに向けた策略の“謀り事”を壮大なスケールで紡ぎ出す本作は、巨大な陰謀に対する壮絶な復讐劇でもある。
この記事では、「SHOGUN 将軍」をはじめ、ディズニープラスで配信中の復讐を題材にした作品7選をご紹介。韓国の人気スターが出演するドラマシリーズに加えて、ディズニープラスならではといえるマーベル作品&「スター・ウォーズ」シリーズ作品、中世フランス、19世紀のアメリカを舞台にした作品など、ジャンル・時代を問わず激アツな“復讐モノ”が揃っている。
1600年、太閤亡き後、覇権を争ってきた五大老。戦国武将・吉井虎永(真田)は、ライバルの石堂和成(平岳大)率いる大老衆に謀反の疑いをかけられ、窮地に追い詰められる。当時、ポルトガルから来日したカトリック宣教師とキリシタン大名は、利害の一致から結託。石堂側には、キリシタン大名である大老がついており、彼らがポルトガルから獲得した貿易品によって、優勢を誇っていた。
そんなある日、イギリス人水先案内人ジョン・ブラックソーン(後の按針/コズモ・ジャービス)が、虎永の領地へ漂着。カトリックの宣教師は、敵対するプロテスタント国のイギリス人である按針を海賊として処刑しようと企む。石堂とカトリック、共通の敵をもつ虎永と按針は、手を組み、反撃の狼煙を上げる。
6年ぶりのドラマ復帰を果たすキム・ナムジュが主演し、チャウヌ(「ASTRO」)が新境地に挑むヒューマンサスペンス。幼い息子を殺され、失意のどん底に突き落とされた心理学教授で、有名作家でもあるウン・スヒョン(キム・ナムジュ)は、法をかいくぐり野放しになっていた殺人犯を自らの手で葬り、復讐を果たした。服役した彼女は、出所後も心の傷が癒えぬままーー。出所後、ウン・スヒョンは過去に傷を負った謎の青年クォン・ソンニュル(チャウヌ)と偶然出会う。ふたりは痛みを分かち合い、癒しを得るが、互いの秘密を知った時、運命が狂い始める。
ある思惑から同盟を結んだ韓国財閥オーナーの隠し子と野心家の幼なじみが、非情な権力争いを繰り広げ、社会の頂点を目指す復讐劇。冷酷な継父から長年虐待を受け続けたハン・テオ(イ・ジェウク)は、鋭い頭脳と冷徹な理性で、継父を刑務所に送り込み、新たな人生を歩む。一方、大財閥カンオグループの会長の婚外子であるカン・イナ(イ・ジュニョン)は、捨てられた恨みから、自分の存在を認めさせるため、幼い頃から会社の乗っ取り計画を企てていた。そんなふたりが、それぞれの目的を果たすため、手を組む。
前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で、宇宙最強の敵サノスが発動した“デシメーション”によって、ヒーローたちを含めた全人類の半分が一瞬で消し去られる敗北を喫したアベンジャーズ。本作はトニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)ら、残されたメンバーたちが再結集し、世界や仲間を救うため、打倒サノスに向けた史上最大の戦いに挑む姿を描いた。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の歴史においても屈指の反撃・復讐劇は、偉大なるヒーローの犠牲によって、壮大なフィナーレを迎えた。
ジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)が、シスの暗黒卿ダース・ベイダーに堕ちる過程を描いた本作。その舞台裏で進んでいたのは、数千年にわたる抗争の果て、自分たちを滅ぼしたジェダイに対する、シスの復讐だった。アナキンに「暗黒面の力を使えば、人を死から救える」と吹聴したパルパティーン最高議長(イアン・マクダーミド)こそが、シスの暗黒卿ダース・シディアスであり、ジェダイ抹殺指令“オーダー66”を下し、銀河帝国を再興。シスの復讐が果たされると、生き残ったジェダイは隠遁を強いられた。
狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)。狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)は、そんなグラスを足手まといだと置き去りにし、反抗したグラスの息子も殺害。グラスは、フィッツジェラルドへの復讐心だけを糧に、厳しい大自然のなかを生き延びていく。ディカプリオは本作で、第88回アカデミー主演男優賞を初受賞。受賞当時には、映画の内容と長年オスカーと無縁だったディカプリオの不遇を重ね合わせ、「レオがついにアカデミー賞に復讐を果たした」という声もあがった。
1386年の中世フランスを舞台に、百年戦争の最中に実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”を基にした物語。騎士カルージュの妻マルグリット(ジョディ・カマー)は、夫の旧友ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴えるが、彼は無実を主張し、目撃者もいない。真実の行方は、夫ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられることに。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は死罪。一方、もしも夫が負ければ、マルグリットも偽証の罪で火あぶりの刑を受けるだけに、世論も分断される。
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父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。