井浦新、アメリカ映画デビュー&初主演! 「東京カウボーイ」6月7日より順次公開
2024年2月29日 12:00

井浦新がアメリカ映画初主演を務めた「東京カウボーイ」が、6月7日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかで全国順次公開されることが決定した。海外版ポスタービジュアルと場面写真、井浦のコメントが披露された。
本作は、効率至上主義のサラリーマンがカウボーイ文化に触れて人生を見つめ直すヒューマンドラマ。舞台は、どこまでも空が続くことから「ビッグ・スカイ・カントリー」と呼ばれるモンタナ州。とある牧場の経営を立て直すためにやってきた主人公のヒデキは、壮大な計画をプレゼンするも東京の常識は通じず、すぐに行き詰まってしまう。だが、いやいやながらもスーツを脱いでカウボーイ姿に着替え、自然や動物とともに生きる人々と交流するうち、人生を変える出会いが訪れる。

主人公ヒデキを演じる井浦は、2023~24年にかけて映画「福田村事件」「アンダーカレント」「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」「ゴールデンカムイ」「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」に出演。放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」や「おっさんずラブ リターンズ」でも存在感を放つ。本作では、上昇志向の強い日本人ビジネスマンが、出張先のアメリカ・モンタナ州の牧場でカウボーイ文化に触れて変わっていく姿を繊細かつまっすぐに演じる。
メガホンをとったのは、山田洋次監督に弟子入りを志願し、「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」で山田組の海外現場に参加した経歴をもつマーク・マリオット監督。同作での異国体験が作家としての原点となり、その後、モンタナの牧場で研修する日本人会社員について書かれた記事からもヒントを得て本作を企画。日本のオフィス街とは何もかもが異なるモンタナの原始的な風景を舞台に、“異邦人”が経験するさまざまな感情を普遍的なヒューマンドラマに仕立て上げた。


心の交流をテーマにした本作には、日米の文化と言語の微妙なニュアンスを表現できるスタッフとキャストが集結。脚本は、「マン・フロム・リノ」で数々の映画賞を受賞し、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」で脚本・監督を務めたデイブ・ボイルと、平成「ガメラ」シリーズ3部作でヒロインを務め、現在はアメリカを拠点に脚本家としても活躍する藤谷文子が共作。藤谷は井浦扮する主人公の上司で恋人でもある役柄でキャストにも名を連ねている。
さらに國村隼が和牛の専門家役を担い、ゴヤ・ロブレス、ロビン・ワイガートらが牧場の人々として出演。実写版「ジャングル・ブック」や「プーと大人になった僕」「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどハリウッド大作を数多く手掛けてきたディズニー・スタジオ所属プロデューサーのブリガム・テイラーが、初のインディペンデント映画としてプロデューサーを務めた。

井浦はマリオット監督から「あなたの出演している映画を観てきて、一緒に仕事がしたいとずっと想っていた」とオファーを受けたことを明かし、「その想いに応えたい! 一緒に映画づくりがしたい!」という思いで本作に参加。「アメリカのモンタナ州の壮大な大自然の中と東京の街とで撮影されたハートウォーミングなこの映画が、皆さんの心に優しく響き、楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せた。
本作は第19回大阪アジアン映画祭(3月1日~10日)でクロージング上映され、3月11日にはYEBISU GARDEN CINEMAにて舞台挨拶付き特別先行上映会が開催。上映前に、井浦、藤谷、マリオット監督が登壇する予定だ。チケットは3月4日より劇場窓口やオンラインで販売開始される。
井浦のコメント全文は以下の通り。
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