人生は、映画のように想定外!? ウッディ・アレン監督作「サン・セバスチャンへ、ようこそ」予告&ビジュアル
2023年12月7日 08:00

第68回サン・セバスチャン国際映画祭でプレミア上映されたウッディ・アレン監督のロマンティックコメディ「サン・セバスチャンへ、ようこそ」の予告編とビジュアルがお披露目。映像は、スペイン北部・バスク地方の街サン・セバスチャンの映画祭の裏で繰り広げられる恋の行方が気になる仕上がりだ。
物語の主人公は、かつて大学で映画を教え、いまは人生初の小説の執筆に取り組んでいる熟年のニューヨーカー、モート・リフキン。予告編は、そんな彼が映画業界のプレスエージェントである妻スーに同行し、映画祭に参加するところから始まる。スーとフランス人著名監督フィリップの浮気を疑うモートは、「アホな映画監督にノボせてる」と辛辣。彼はストレスに苛まれ、現地の診療所に赴く羽目に。そこでモートは人柄も容姿も魅力的な医師ジョーとめぐり合い、浮気癖のある芸術家の夫との結婚生活に悩む彼女への恋心を抱く。
しかし、新たな恋に胸騒ぎが止まらないモートが、ジョーの夫から「お前は誰だ!?」と逆上され、「ただの友達」とたじろぎ取り繕う姿も。「人生は、映画のように想定外!?」のテロップに続き、「期待した答えが返ってくるとは限らない」と呟くジョー、「“傷つける女”に惹かれると精神科医は言う」と自問自答するモートが映し出される。そして、モートがスーに「あいつと寝たのか?」と問うと、スーは「一度も……。1回だけ。いいえ2回」と返答し、恋の波乱を予感させる。
ビジュアルは、本国ビジュアルで使用されたイラストをベースにしたもの。世界中からさまざまな新作や華やかなゲストが一堂に会する映画祭に集うモートら4人の姿が切り取られている。
主人公・モートを演じたのは、アレン監督作「マンハッタン」で映画デビューを果たしたウォーレス・ショーン。「ラジオ・デイズ」「ウディ・アレンの影と霧」「スコルピオンの恋まじない」「メリンダとメリンダ」など、多数のアレン作品に出演する常連俳優だ。ジーナ・ガーション(「フェイス/オフ」)がスー、エレナ・アナヤ(「私が、生きる肌」)がジョー、ルイ・ガレル(「グッバイ・ゴダール!」)がフィリップに扮している。アレン監督がこよなく愛するヨーロッパの古典映画へのオマージュを織り交ぜ、まさしく“映画のように”はかなくも美しい人生模様を紡ぎ上げた。
「サン・セバスチャンへ、ようこそ」は、2024年1月19日から、東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
(C)2020 Mediaproduccion S.L.U., Gravier Productions, Inc. & Wildside S.r.L.
関連ニュース


ウッディ・アレン監督「Rifkin's Festival」24年月19日公開 妻の浮気を疑う作家が主人公のロマンティックコメディ
2023年10月19日 08:00




映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント