ケネス・ブラナーは監督としても役者としても超一流だった ミシェル・ヨーが“手法”を称賛「求めるものへ導いてくれる」
2023年9月9日 09:00

アガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化する名探偵エルキュール・ポアロシリーズ第3弾「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」。第1作「オリエント急行殺人事件」、第2作「ナイル殺人事件」に続き、監督・主演を務めているのが、ケネス・ブラナーだ。
「シンデレラ」「ベルファスト」など数々の作品で監督を務め、役者としては「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「ダンケルク」「TENET テネット」などに出演してきたブラナー。彼は、役者としても活躍しているからこそ“キャストがキャラクターの一番の理解者”であると考えているそう。その手法を、霊能者レイノルズ夫人役で共演しているのミシェル・ヨーが称賛している。
事件の舞台となるのは、ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ブラナー)は、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者レイノルズ夫人による“超常現象”の謎を解き明かすために、子どもの霊が出現するという屋敷での降霊会に参加する。

ハリウッドの最前線で活躍してきたケネスの手法に対し、「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」に出演するキャスト陣は驚きの声を挙げ、敬意を表している。
ヨーは「監督であり俳優でもあるケネスと仕事をするのは楽しいです。指揮するだけでなく、求めるものへ導いてくれます。先見の明があり全体像が見えているんです」と告白。さらに“ポアロの旧友の作家”オリヴァを演じるティナ・フェイ、“秘密を抱えた医師”ドクター・フェリエを演じるジェイミー・ドーナンも、このように語っているのだ。
ティナ・フェイ「ケネスのおかげで今までで一番集中した撮影現場だった。彼は俳優たちとあらゆるシーンについて話し合う時間を設けてくれたんです」
ジェイミー・ドーナン「彼と一緒に仕事をするのはとても変わった経験でした。観客が理解し、感情移入できるキャラクターを作り上げることは至難の業で、今回のケネスは信じられないような偉業を成し遂げています」

現場では、キャストから見たキャラクターのイメージを聞き出すため、キャストに質問して会話をしながら撮影を行っていたブラナー。撮影監督のハリス・ザンバーラウコスが「彼による俳優の演出が秀逸なのは明らかで、彼は俳優たちから素晴らしい演技を引き出すことができるんです」と語っているように、制作者と役者の両面を併せ持つブラナーだからこそ重厚なストーリーを描くことができていた。
「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」は、9月15日から全国公開。

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