【金曜ロードショー】泣ける名作「カールじいさんの空飛ぶ家」あらすじ・声優まとめ モデルになったキャラは誰?
2023年8月4日 21:00
ディズニー&ピクサーの名作「カールじいさんの空飛ぶ家」が、本日8月4日の午後9時から日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されています。
この記事では、あらすじ&概要、声優情報などのほか、「泣ける」と人気の高い本作の裏話をご紹介します。
「モンスターズ・インク」のピート・ドクター監督が手掛けた本作は、2010年の第82回アカデミー賞で長編アニメーション賞、作曲賞を受賞。また同時にアニメとしては、1991年の「美女と野獣」以来、史上2度目となる作品賞にもノミネートを果たした。78歳のカールじいさんが亡き妻との約束を果たすため、家に大量の風船をつけ、約束の地を目指す。
78歳のカールじいさんは、妻のエリーに先立たれ、思い出がつまった家でひとり暮らしをしていた。幼なじみの2人は、冒険家チャールズ・マンツに憧れ、南米の“パラダイスの滝”に行こうと約束していた。ある日、カールじいさんは約束を果たそうと、住み慣れた家に無数の風船を結びつけ、滝を目指して大空へ。偶然空飛ぶ家に乗り合わせた少年ラッセル、南米で出会う不思議な犬ダグとともに、冒険の旅が始まる。
・ラッセル・キム(立川大樹/※ジョーダン・ナガイ)
・ダグ(松本保典/※ボブ・ピーターソン)
・アルファ(大塚芳忠/※ボブ・ピーターソン)
・ベータ(檀臣幸/※デルロイ・リンド)
・ガンマ(高木渉/※ジェローム・ランフト)
・トム(楠見尚己/※ジョン・ラッツェンバーガー)
・エリー(松元環季/※エリー・ドクター)
・少年時代のカール(吉永拓斗/※ジェレミー・レアリー)
・チャールズ・マンツ(大木民夫/※クリストファー・プラマー)
・共同監督:ボブ・ピーターソン
・製作:ジョナス・リベラ
・製作総指揮:ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
・原案:ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン、トム・マッカーシー
・脚本:ボブ・ピーターソン、ピート・ドクター
本作を語るのに外せないのが、冒頭約10分間で、カールとエリーの幼き日の出会いから死別までの数十年に及ぶ年月を、セリフのないモンタージュで見せるシーンです。評判を呼んだ、一気に心を掴まれる名シーンでもあります。
この冒頭について、共同監督、脚本、原案を担当したボブ・ピーターソンは「よぼよぼのお年寄がインディ・ジョーンズのような大冒険に飛び立つというコンセプトから始まった作品なんだけど、なぜそんな老人が冒険に出るのかという動機付けに説得力をもたせるため、冒頭でエリーとの人生を見せることにした。果たせなかった彼女との約束を果たすため、カールは冒険に旅立つ。それでこそ物語が真実味のあるものになるんだ」と説明。設定に説得力を持たせるために必要だったと語っています。
本作は、これまでおもちゃ、モンスターなどを描いてきたディズニー&ピクサーで初めて人間を主人公にした作品でもあります。キャラクターを生み出すにあたって、さまざまな老人と交流していったそうで、ボブ・ピーターソン共同監督は老人ホームである出会いがあったことを明かしています。
「ピクサーでは、僕を含めて老人ホームを訪問してウクレレのコンサートを開いたりしているんだけど、ひとり素晴らしい題材になったご老人がいてね。80代のおじいちゃんなんだけど、元ボクサーで元船乗りで、若い頃はとんでもない暴れん坊だったそうだよ(笑)。その人にはいろいろ話を聞いて参考にした。外見に関しては、スペンサー・トレイシーやジェームズ・ホイットモアといった俳優も参考にしたし、実は僕のおじいちゃんもかなりカールに似ているんだ」(ボブ・ピーターソン共同監督)
カールじいさんと一緒に冒険に出るラッセルについては、「マイ・エレメント」のピーター・ソン監督がモデルになっており、本人もそれを認めています。
本作以降、犬のダグが映画の劇中でカールじいさんらに出会うまでの1日を描いた「ダグの特別な一日」、映画のその後のダグを描いた「ダグの日常」と短編アニメーション作品が誕生。シリーズの最新作として、ディズニー&ピクサーの最新作「マイ・エレメント」の同時上映作品として、本日8月4日から「カールじいさんのデート」が公開されました。
「カールじいさんのデート」は、本作の“その後”を描き、カールじいさんの“集大成”となる作品。渋々承知のうえで友人女性とデートに行くことになるも、最近のデート事情が分からず緊張気味になるカールじいさんに、ダグが犬でも仲良くなれる“友達の作り方”を教えるさまを描きます。
カールじいさんの家が飛び立つとき、窓の外を通る子ども部屋に、本作の次回作だった「トイ・ストーリー3」に登場するくまのぬいぐるみ「ロッツォ・ハグベア」が登場しています。そのほかにも、「トイ・ストーリー」のピザプラネットのデリバリートラックや、「ファインディング・ニモ」と同時上映された「ニックナック」のサニー・マイアミも姿が確認できます。
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