柳楽優弥、「ガンニバル」引っさげハリウッドに乗り込む!「良い作品をつくれば、世界に挑戦できる可能性がある」
2023年2月24日 22:00
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ディズニープラスの日本発オリジナルドラマ「ガンニバル」(配信中)で主演を務めた柳楽優弥が、エンタテインメントビジネスの中心地である米ロサンゼルスを訪問。日本の芸術や文化を根付かせることを目的にしたJACCC(Japanese American Cultural & Community Center)で行われた特別上映に乗り込んだ。
本作は、ディズニーと日本映画の第一線で活躍する気鋭クリエイター&キャストがタッグを組んだ“世界基準”の衝撃作。2022年末に独占配信が開始されるや絶賛を浴び、全話配信後も話題が沸騰し、日本のディズニープラスにて配信開始後1カ月で最も視聴された日本発オリジナルドラマシリーズとなっている(※ストリーミングされた時間に基づく)。
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日本を舞台にしたブラッド・ピット主演のハリウッド大作「ブレット・トレイン」も上映されたイベントで、「ガンニバル」の特別上映には、米メディアやインフルエンサーたち、合計40人以上が参加。特別上映に加えて、Q&Aセッションも実施され、柳楽は撮影方法、アクションシーンへの準備、この作品で得た経験について語ったほか、世界的経済誌のフォーブスをはじめ、アメリカに拠点を置く約20のメディアの取材に応じるなど、超過密な“弾丸”プロモーションツアーを成し遂げた。
ロサンゼルスでの宣伝活動を終えた柳楽は、「日本の作品をアメリカでインタビューを受けたり、プロモーションしたり、初めての経験でした」と声を弾ませる。「海外に向けてのプロモーションは、普段よりも1個ギアがあがる感じですかね。日本国内の評判はもちろん気になるけど、アメリカや海外の方々が見たらどうなるんだろうと、考えるきっかけになりました。ワールドワイドに世界配信ということを実感する旅でした」と、俳優として初めて体験した取り組みに、確かに手応えを感じている。
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特別上映では、駆けつけたプレス関係者がスタンディングオベーションで絶賛。「リアクションが良く、(会場の)雰囲気も良い気がするので、前向きに受け取れる良いプロモーションでした。アメリカでは全話配信されたこれからが、さらに本格的に伸びていくタイミングということで、作品の追い風になる活動ができたと思います」と、日本に続き、アメリカでの飛躍にも期待を寄せた。
「コツコツとデビューからやってきたものが、こうやって『ガンニバル』でアメリカに来ることにつながっているので、これからも、目標に向かって頑張っていきたい。世界で挑戦したいという気持ちを持っていないと世界に出ていけないと思うので、そういう気持ちはブレずに持っていきたい」と世界に視野を広げる柳楽は、「あきらめずに、失敗することを恥ずかしがらずに、世界に出ていくという気持ちを持っていて良いんだなと、答え合わせができた気がします」と、米プロモーションで、目標がより鮮明になったようだ。
「僕はスーパームービースターになりたいと思っているので、着実に叶えていきたい! 世界的なプロジェクトがあれば、積極的にやりたいし、『本格的に英語を学ぼうよ、柳楽!』みたいな前向きにさせてくれる経験でした」(柳楽)
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製作には、「岬の兄妹」「さがす」で注目を集める片山慎三監督、第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)を手がけたプロデューサーの山本晃久、同じく「ドライブ・マイ・カー」で濱口監督と共同脚本を執筆し、第94回アカデミー賞の脚色賞にノミネートされた大江崇允ら、日本映画界をリードする才能が集結している。柳楽は「良い作品を作っても、世界で挑戦する機会がなかなかない状況に、『ガンニバル』や日本のクリエイターが船を出してくれました。日本国内で良い作品をつくれば、世界に挑戦できる可能性があるということに夢がある。やっぱり夢を感じていきたいなと思います。最高の旅でした」と、熱い思いをたぎらせた。
本作は、18年に連載が開始され、累計発行部数210万部を超える二宮正明氏による同名コミックを実写ドラマ化したもの。都会から遠く離れた山間にある「供花村」を舞台に、ある事件をきっかけに供花村の駐在として左遷された阿川大悟(柳楽)が、老婆の奇妙な死を境に、「人が喰われているらしい」と噂される村の異常性に飲みこまれていく。
フォトギャラリー
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