リドリー・スコット監督「グラディエーター2」は2024年11月全米公開
2023年2月10日 09:00
米パラマウント・ピクチャーズが、リドリー・スコット監督による傑作歴史スペクタクル「グラディエーター」(2000)の続編「グラディエーター2(原題)」を、2024年11月22日に全米公開すると発表した。続編は、「Aftersun(原題)」で第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている注目のアイルランド俳優ポール・メスカルが主演交渉を進めている。
「グラディエーター」は、古代ローマを舞台に復しゅうに燃える剣闘士の壮絶な闘いを描き、世界的な大ヒットを記録したのに加えて、第73回アカデミー賞では作品賞を含む主要5部門を制し、主演男優賞に輝いたラッセル・クロウを一躍スターダムへと押し上げた。
「グラディエーター2(原題)」は、ルシラ(コニー・ニールセン)の息子で、ホアキン・フェニックスが演じた王子コモドゥスの甥にあたるリキウス・ウェルスを主人公に、前作から幾年もの歳月が過ぎ、立派な大人へと成長したリキウス(メスカル)による新たな冒険と葛藤が描かれる模様で、「ゲティ家の身代金」でスコット監督とタッグを組んだデビッド・スカルパが脚本を執筆。スコット監督がメガホンをとるほか、前作で衣装と美術をそれぞれ担当したジャンティ・イェーツとアーサー・マックスが続投する。
Huluのリミテッドシリーズ「ふつうの人々」でブレイクしたメスカルは、ベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した女優マギー・ギレンホールの長編監督デビュー作「ロスト・ドーター」(21)やアイルランドの漁村を舞台にした心理ドラマ「God’s Creatures(原題)」(22)など、インディペンデント系の秀作に相次いで主演。娘の視点から複雑な父娘の関係を描く「Aftersun(原題)」(22)で初のオスカーノミネートに輝いた。新作として、「LION ライオン 25年目のただいま」のガース・デイビスが監督、シアーシャ・ローナンと共演のSFスリラー「Foe(原題)」が控えている。