岡田准一×綾野剛「最後まで行く」広末涼子、磯村勇斗ら新キャスト発表 「最低な男の最悪な4日間」を映す映像初公開
2023年1月30日 04:00
岡田准一と綾野剛が共演する藤井道人監督作「最後まで行く」の新キャスト10人が発表され、広末涼子、磯村勇斗、杉本哲太、柄本明らが出演していることがわかった。あわせて、特報(https://youtu.be/83D7KhHBzME)と、岡田と綾野の新ビジュアルもお披露目された。
本作は、2014年に韓国で公開され、観客動員345万人の大ヒットを記録した、イ・ソンギュン主演、キム・ソンフン監督の同名映画をリメイクするもの。これまでに中国、フランス、フィリピンでリメイクされている。
藤井監督(「新聞記者」「余命10年」)が手がける今作では、悪いときに悪いことが重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事・工藤(岡田)と、それを追う冷徹な監察官・矢崎(綾野)が織りなす、年の瀬の96時間(4日間)が、圧倒的な緊張感とスピード感で描かれるノンストップサスペンスアクション。藤井監督とともに平田研也(入江悠監督と共同で「22年目の告白 私が殺人犯です」を執筆)を脚本に迎え、日本ならではの特色とアレンジを大胆に加えている。
新たに出演が発表された広末は、工藤の別居中の妻で、一人娘を育てながら工藤との関係に苦悩する美沙子を演じる。工藤の車にはねられ、物語の鍵を握る重要人物・尾田創役に磯村、工藤の上司で刑事課の課長・淡島幹雄役に杉本、さらに工藤が関係を持つヤクザの仙葉組組長・仙葉泰役に柄本を配した。さらに、駿河太郎、黒羽麻璃央、駒木根隆介が、時に工藤を心配し、時に工藤を疑う刑事課の同僚たちに扮する。工藤が男をはねたあと、検問所で必要以上に工藤に詰め寄る交通課の警察官役の山中崇、矢崎の婚約者役の山田真歩、尾田の仲間役の清水くるみも顔をそろえた。
工藤が12月29日の夜、危篤の母のもとへ向かうため、雨のなかで車を飛ばしているという設定で、物語は始まる。そこに課長から、週刊誌に連絡が入ったという裏金疑惑について詮索する電話が入る。血の気が引いた工藤はなんとかその場をやり過ごすが、今度は妻から着信が入り、母が亡くなったことを知らされる。動揺する彼が運転する車は、そのとき目の前に現れたひとりの男をはね飛ばしてしまう。
特報では、藤井監督が語っていた「新境地の岡田准一」が垣間見られる。焦って車を飛ばす工藤は、目の前に現れた男をはねてしまい、慌てふためきながらも遺体をトランクに入れる。その事故をきっかけに、工藤には悪夢のような不運が次々と降りかかり、物語は予測不可能な方向へと動き出す。ダクトを這いつくばって進む姿、遺体を引きずり出す姿、そして頭を抱え動揺する姿など、工藤のさまざまな窮地が切り取られている。そんな工藤のスマホに突然、「知ってるぞ。お前は人を殺した」という矢崎からのメッセージが届く。冷たい眼差しの矢崎、悲しげな表情の美沙子、怪しげな笑みを浮かべる仙葉も登場し、「最低な男の最悪な4日間」の結末が気になる、手に汗握る映像に仕上がった。
新ビジュアルには、“追われる男”工藤と“追う男”矢崎が、緊迫感たっぷりに活写されている。札束が山積みになっている場所で、黒い鞄を片手に振り向く工藤。その表情は、何かに追いつめられているかのようだ。さらには、大雨のなかに佇む矢崎。無表情で傘を差す姿からは、工藤を“最後まで”追いつめる執念が感じられる。
「最後まで行く」は、5月19日に全国東宝系で公開される。新キャストのコメントは、以下の通り。
極寒の中、スタッフキャスト一同全力で挑んだ撮影。その迫力と熱気が伝わる作品になっているはずです。スピード感緊張感ある最強の映画を皆さまに堪能していただける公開日を、私も心から楽しみにしています。
本作で、藤井道人監督と綾野剛さんと再びご一緒できたこと、また岡田准一さんとご一緒できたことがとても嬉しかったです。今回の役柄では、アドレナリンが溢れ出るシーンが多かったので、いつもより心拍数が高かったです。とどまるところを知らない藤井組の勢いあるエキサイティングな映画を是非、お楽しみ下さい。
ただのサスペンスアクション映画ではない事を現場にて痛感しました。そこにスパイスとして参加出来る事が何より嬉しかったです。気がつけば藤井監督との付き合いも長くなりましたが、藤井組はいつもいい緊張感を与えてくれて俳優として、楽しさと難しさを教えてもらえる現場です。そこに絶対的座長の岡田准一君、綾野剛君を筆頭に俳優陣や各部署のスタッフとの化学反応が確実に起こります。藤井作品で僕はいつも殺されてますが、今回はどうなるか楽しみにしといてください。
凍るかと思いました。相手の顔が見えないほどにずぶ濡れでしたので、すべてが靄がかってまるで撮影の日々は夢だったかのようです。でもあの日々を懐かしんでいる、どこかでまた求めている自分もいます。どうぞ“最後まで”お楽しみください。
念願の藤井監督の映画に出演させて頂けた事、偉大なる先輩方と一緒に作品を作れた事嬉しくもあり幸せな気持ちです。まずい男VSやばい男 結末がどうなるのか是非、最後まで作品の世界に浸かって見ていただければと思います。
韓国オリジナル版公開時、一観客として見ていた作品にまさかこんな形で参加できるとは! 現場では岡田准一さん、綾野剛さんのマズい部分とヤバい部分の片鱗は間近で目撃させていただきましたが、2人がどんな風に「最後まで行く」のか、再び一観客に戻ってワクワクしています。
「最後まで行く」の脚本を初めて読んだ時、加速していくスリルとユーモアに最後までわくわくしっぱなしでした。「祭り」が影を潜めて久しいですが、この映画が見る人の心の憂さを晴らし、爽快感とともに劇場を出て行くものになりますように。
「青の帰り道」から藤井監督とは出会って6年目。常に新しいことに挑戦している監督にまた呼んでいただけたこと、とても光栄に思います。今作はノンストップエンタテインメントということですが、中でもわたしが演じた真由子は登場人物の中でもエンタメ要素の強い役になっているかと思います。わたし自身、あらゆる面で、すごく刺激をいただいた現場です。是非劇場で見ていただきたいです。
今回、定年前という年齢的にも等身大の刑事を演じさせていただきました。藤井組初参加で緊張もしましたが、初共演の方も多く新鮮な気持ちで撮影に参加することができました。
どうぞ“最後まで”お楽しみください!
最後まで一生懸命に演りました。仙葉がどのように物語に関わっていくのか楽しんで見て頂ければ幸いです。
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