映画「トムとジェリー」、“誕生日”2月10日に、金曜ロードショーで地上波初放送
2023年1月13日 06:00
名作アニメを初めて実写化した映画「トムとジェリー」が、日本テレビ系「金曜ロードショー」で、2月10日に地上波初放送されることが決定。アニメと実写で、ケンカばかりのトムとジェリーのニューヨークでの冒険を描く。
多才だが、お調子者でドジなネコのトムと、一見かわいらしいが、実はずる賢く容赦ないネズミのジェリー。世界中から愛されるキャラクター「トムとジェリー」が初めて登場したのは、第1作となる短編作品「上には上がある」(原題:Puss Gets The Boot)。80年以上も前の1940年2月10日に劇場公開された。同作は第13回アカデミー短編アニメ賞にノミネートされ、それ以降のシリーズ作品で、計7回の短編アニメ賞に輝いた。
2月10日は、「トムとジェリーの誕生日」として記念日に制定されている。そんなメモリアルな日に、「金曜ロードショー」では、初の実写映画「トムとジェリー」を放送。見どころは、アニメと実写のハイブリッドだ。先に撮影された実写シーンに、アニメを合成して製作しており、躍動感のあるアニメが、実写のニューヨークの街にうまく溶け込んでいる。総勢29人のアニメーターチームは、子どもの頃から“トムジェリ”シリーズに親しんでいるメンバーで、「ロジャー・ラビット」「SPACE JAM」など、アニメと実写のハイブリッド映画を手がけてきた面々も参加していたそう。初代のアニメーターのギャグの間合いを研究しながら、計2万5000点以上の原画を作成した。
あるニューヨークの一流ホテルで、世界が注目するセレブカップルの「世紀のウエディングパーティ」が行われることに。ホテル中が準備に追われるなか、いたずら好きのネズミのジェリーがホテルに引っ越してきて大騒ぎになる。新人スタッフのケイラは、急遽“ネズミ対策”で猫のトムをボーイとして雇う。しかし、トムとジェリーはニューヨーク中を巻き込んだ壮絶な追いかけっこを繰り広げ、さらにはある陰謀に巻き込まれ、パーティを台無しにしてしまう。そのせいでクビになったケイラを助けるため、新郎新婦のため、ふたりはタッグを組む。
ケイラを演じたのは、「キック・アス」シリーズや「キャリー」のクロエ・グレース・モレッツ。ニューヨークでの成功を夢見ており、少し仕事で失敗しても、明るく前向きに振る舞う。ジェリーのようにずる賢いところもあり、出まかせを言って一流ホテルの仕事を得た。ホテルで行われる結婚式を成功させようと、活発なトムジェリに負けないくらい、パワフルに奮闘する。
ケイラの上司で、イベントマネージャーのテレンス役には、「アントマン」シリーズや「運び屋」のマイケル・ペーニャ。結婚式を是が非でも成功させ、自分の手柄にしたいと考えている様子。問題を起こすジェリー、元気いっぱいのトム、新人のケイラに振り回され、準備は思い通りには進まない。
ケイラ(クロエ・グレース・モレッツ/水瀬いのり)
テレンス(マイケル・ペーニャ/木村昴)
ドゥブロー(ロブ・ディレイニー/大塚芳忠)
ベン(コリン・ジョスト/日野聡)
プリータ(パラヴィ・シャルダ/坂本真綾)
ジャッキー(ケン・チョン/千葉繁)
キャメロン(ジョーダン・ボルジャー/浪川大輔)
悪魔トム(「霜降り明星」粗品)
天使トム(「霜降り明星」せいや)
鳩DJ(飯豊まりえ)
・1月12日「思い出のマーニー」(本編ノーカット)
・1月20日「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
・1月27日「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
・2月3日「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」
・2月10日「トムとジェリー」(地上波初放送)
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