「ヒポクラテスたち」「ゴジラVSキングギドラ」大森一樹監督が死去 70歳
2022年11月15日 15:16

「ヒポクラテスたち」「ゴジラVSキングギドラ」などで知られる大森一樹監督が11月12日、急性骨髄性白血病のため、兵庫医科大学病院で亡くなった。70歳だった(日本映画監督協会が発表)。
大阪市出身の大森監督は、医学部出身という異色の経歴を持つ。城戸賞を受賞したシナリオを自ら監督した「オレンジロード急行」で商業デビュー後、従来の日本映画のカラーを打ち破る作品を立て続けに発表。80年代以降の日本映画に多大な影響を与えた。
80年に公開された「ヒポクラテスたち」は、京都府立医大を卒業した大森監督が自らの体験をもとにした作品。大学病院での臨床実習を通して、医術を身につけていく若者たちの青春群像を描いた。81年の「風の歌を聴け」(原作:村上春樹)を経て、82年には長谷川和彦、相米慎二ら監督9人とともに企画・制作会社「ディレクターズ・カンパニー」を設立。その後、吉川晃司主演3部作(「すかんぴんウォーク」「ユー・ガッタ・チャンス」「テイク・イット・イージー」)、斉藤由貴とタッグを組んだ「恋する女たち(1986)」「トットチャンネル」「『さよなら』の女たち」などを手掛けた。
「ゴジラ (平成VSシリーズ)」にも携わっており、「ゴジラVSビオランテ」「ゴジラVSキングギドラ」の監督・脚本、「ゴジラvsモスラ」「ゴジラVSデストロイア」の脚本を担当。近作には「悲しき天使(2006)」「世界のどこにでもある、場所」「津軽百年食堂」「ベトナムの風に吹かれて」などがあった。
葬儀・告別式は近親者のみで行われ、後日「お別れの会」(期日未定)を行う予定。
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