【ネタバレ解説】「そして、バトンは渡された」みぃたんや家族の秘密とは?【金曜ロードショー放送中】
2022年11月11日 21:05

第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこ氏の小説を映画化した「そして、バトンは渡された」が、11月11日の午後9時から日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されています。映画公開中から「泣ける」と話題になっていた本作にはある“仕掛け”があり、クライマックスでタイトルの本当の意味がわかるようになっています。

この記事では、過去に映画.comが取材した永野芽郁さん、田中圭さん、石原さとみさんのインタビュー(https://eiga.com/news/20211116/9/)などをもとに、物語に隠された謎の解説や、ネタバレ厳禁だったからこそ苦労した宣伝活動、そして撮影の裏側を紹介します。
※本記事は「そして、バトンは渡された」のネタバレを含む内容となっております。未見の方はご注意ください。
4回苗字が変わっても前向きに生きる優子と義理の父・森宮さん。そして、シングルマザーの梨花と義理の娘・みぃたん。ある日、優子のもとに届いた母からの手紙をきっかけに、2つの家族の“命がけの嘘”と“知ってはいけない秘密”がひも解かれていく。
原作の大ファンでもある永野芽郁さんが優子役で主演を務め、森宮さん役を田中圭さん、物語のキーパーソンとなる梨花役を石原さとみさんが演じ、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」などの前田哲監督がメガホンをとりました。
映画は2つの家族の話が交互に進みますが、終盤にみぃたん(稲垣来泉さん)と優子(永野さん)が同一人物であることが明かされます。優子はみぃみぃ泣いていたことから幼少期は“みぃたん”と呼ばれており、実の父親である水戸さん(大森南朋さん)と結婚した梨花と親子になります。その後、水戸さんと梨花が離婚し、梨花は優子を連れて、お金持ちの泉ヶ原さん(市村正親さん)と2度目の結婚、さらに、同級生の森宮さん(田中さん)と3度目の結婚をすることになります。

梨花はなぜここまで結婚を繰り返すのか――。生き方だけでなく恋愛に対しても自由奔放に見える梨花ですが、実はすべてみぃたんを大事に思うからこその行動であり、みぃたんが「ピアノを習いたい」と言えば、家にピアノがある泉ヶ原さんと結婚していたのです。
宣伝期間中は、永野さんと石原さんが親子を演じたということを隠さなければならず、主要キャスト3人は以下のように振り返っています。

優子と森宮さんの関係が描かれるパートには、現在の梨花はなかなか登場しません。泉ヶ原さんと結婚している際には、書置きを残して急に姿を消したこともあった梨花。森宮さん、優子とも幸せな生活を送っていましたが、あるとき家を出て行ってしまいます。その理由が判明する後半のシーンは、優子と森宮さんが初めての“親子喧嘩”をするシーンでもあり、キャストの熱演に引き込まれる見どころの一つとなっています。

1度だけではなく、すべてが判明してからもう1度見るとさらに泣ける本作。永野さん、田中さん、石原さんは、インタビューで撮影の裏側にも触れつつ、それぞれ感動したシーンを紹介しています。

・11月25日 「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
・12月2日 「天使にラブ・ソングを…」
・12月9日 「天使にラブ・ソングを2」
・12月16日 「グレムリン」
・12月23日 「ホーム・アローン2」
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