恋人同士では観ないでください 松本穂香×玉城ティナ×渡邊圭祐「恋のいばら」予告&ポスター
2022年10月26日 09:00
松本穂香と玉城ティナが主演し、渡邊圭祐が共演する城定秀夫監督作「恋のいばら」の予告編、ポスタービジュアル、場面写真10点がお披露目された。映像は、ある男の元カノ・桃(松本)が、今カノ・莉子(玉城)に、「リベンジポルノって知っていますか?」と問いかける、意味深なシーンで始まる。あわせて主題歌は、4人組バンド「chilldspot」が書き下ろした「get high」に決定した。
「アルプススタンドのはしの方」「ビリーバーズ」の城定監督が、1人の男とその元カノ、今カノをめぐる、いびつな三角関係を描く。「愛がなんだ」「Arc アーク」で知られる澤井香織が、城定監督とともに脚本を手がけた。
図書館で働く桃は、元カレ・健太朗(渡邊)のSNSを見て、今カノ・莉子の存在を知る。自分とは正反対の洗練された莉子に興味を持ち、調べていくうちに、本人を特定。“ある理由”で、莉子に直接会いに行った桃は、「リベンジポルノって知っていますか?」「彼が撮ったふたりの秘密の写真データを取り返したい……あと、あなたも撮られてないですか……」と問う。
予告編は、桃が莉子と出会い、「健太朗のパソコンに保存されている自分の写真を消してほしい」と話を持ちかけるシーンで幕を開ける。自分も健太朗に撮影され、心当たりがある莉子は、しぶしぶ桃に協力。共通の目的を果たすため、元カノと今カノが“秘密の共犯関係”を結ぶ。しかし、ベッドの下にいる莉子の「一番おかしいのは誰でしょう」という言葉をきっかけに、映像の雰囲気は一変。桃と莉子のビンタの応酬、健太朗の「彼女じゃないし」という捨てゼリフが切り取られ、「復讐」「嫉妬」「浮気」など、胸をざわつかせるキーワードが畳みかけられる。甘く危険な、恋のいばらの道の先に待ち受ける結末が気になる映像に仕上がった。
ポスターは、中央に「恋人同士では観ないでください」という注意書きが配置され、同じ場所にいるも、それぞれ何を考えているのか、表情からは読みとることができない桃、莉子、健太朗を活写。いびつな三角関係を表現した、美しさと危うさを秘めたビジュアルが完成した。2017年に自身初の個展「GINGER ALE」を開催し、18年に初作品集「light years -光年-」を刊行した写真家・石田真澄が、ティザービジュアルに続き、ポスターを撮り下ろした。場面写真には、不思議な共犯関係を築く桃と莉子が写し出されている。
主題歌「get high」を担当した「chilldspot」は、19年12月に結成された注目のバンド。21年1月に、Spotifyが選ぶ今年躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR Early Noise 2021」となり、同年7月にはYouTube Musicが世界中の注目アーティストを支援するプログラム「Foundry」に選出され注目を集めた。ボーカルとギターの比喩根は、「お話を頂いた時驚きと共に、初めての経験でワクワク感もありました。こうして映画の一部分として関われてとても光栄です。『get high』を作るに当たり、『恋のいばら』の台本や原作の映画を読み込み、美しさと歪さの表裏一体感を表現できる様意識をしました。映画はもちろんのこと、サウンド感や歌詞にも注目してもらえると幸いです」と、コメントを寄せた。
「恋のいばら」は、23年1月6日に全国公開。
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